SL人吉号の一号車展望デッキで。機関車のすぐ後ろに連結されていて、JRの制服姿で記念撮影。
学校も春休みになって、冬眠していたSL人吉号も動き出した。電車が大好きな孫たちにも乗せてやりたいと、妻が張りきって計画を立てた。孫3人を連れて行きたいが、手が掛かるし、危ないのでたっ君はお留守番。それにお世話係として長女が同行してくれることになった。温泉旅行について行くと言うよりも、私たち夫婦だけでは心配で任せられないと思ったのだろう。月曜日にまたがるので次女や婿殿たちは仕事で行けない。
計画では小倉からJR九州の各線を乗り継いで、霧島温泉で泊まり、帰りは鹿児島を散策した後、小倉に戻るというもの。優雅なのんびり旅だ。目玉はSL人吉号の外にも日本三大車窓風景と言われている肥薩線や九州新幹線などJR九州がウリにしている電車体験だ。和君も奏君も楽しみにしていた。
JR九州の著名な電車はほとんど乗る計画になっていて、往きが「特急きらめき」「新幹線さくら」「SL人吉号」「いさぶろう・しんぺい号」「特急はやとの風」、帰りが「特急霧島」「新幹線さくら」「特急ソニック」となっていた。
博多駅で「新幹線さくら」に乗りました。車内ではお利口でした?
さて、小倉駅から特急きらめきで博多に向かった私たちだが、同じ一号車に可愛い男児が乗っており、すぐさま運転席後ろに陣取って運転手のしぐさなどを見学していた。孫二人とすぐに仲良くなったのだが、小2の鉄道ボーイなのだった。お爺さんと二人で日帰りで私たちと同じコースを回ると言う。凄いものだ。早速、813系ハイブリッド車の特徴は、などと教えてもらって孫達は得意そう。この子とは霧島温泉駅で降りるまでずっと同じ列車で、遊んでもらって退屈もせずに良かった。
SL人吉号でみんな揃って記念写真です。
熊本からSL人吉号に乗り、人吉へ。2時間弱の行程だが、記念写真やお土産などJRのサービスぶりには感心した。もちろん、3両編成のSL人吉号は奇麗に改装されて、人気が高いのもうなづけた。「いさぶろう・しんぺい号」や「はやとの風」も観光ルートとして売り出されているだけあって、列車はもちろん各駅でも地元を挙げて歓待してくれて嬉しかった。
SL人吉号の車内では鉄道ボーイのお兄ちゃんも交えて楽しく。人吉駅ではゆるキャラとからくり時計が歓待してくれました。
「いさぶろう・しんぺい号」で。日本3大車窓です。天気は良かったのですがカメラの性能が。えびの盆地越えに霧島連山、市房山などが望めました。また肥薩線は急こう配でスイッチバックが2か所、600mのループなどがあり、鉄道ファン垂涎とのこと。
真幸駅の「幸福の鐘」、幸せ度に応じて鐘を鳴らすそうで、私は3度鳴らしました。右は「はやとの風」車内。
霧島温泉、旅行人山荘から観た桜島と夕食風景