スペシャルはダンエレクトロの50年代のアンプ。出力20W程度で、12インチスピーカーが1発搭載されている。どこのメーカーのスピーカーかはわからなかったけれども、マグネットが小さいのが特徴。サイズはネット部分のせいで縦長に見えてしまうが縦43cm、横43cmで、奥行が21㎝。
使用チューブは6X5GT、6SJ7、6V6GT(×2)、12AX7(×2)となっている。今回私が手に入れたものはスペシャルの後期型になるのかな、初期型とは回路が若干異なっている。ネットで見つかる回路図は初期型のもので、たとえばチューブでも12AX7は使われてなくて、代わりに6SJ7になっていたりする。
50年代だとアンプは演奏者の前に置くのが一般的だったとのこと。当時のアンプのコントロール部が背面にあったのはそのためで、スペシャルのコントロール部も背面に配置されている。左側から見ていくと、電源のスイッチやヒューズがあって、次にVIBRATO(トレモロ)のSPEEDとSTRENGTHがあって、それからCHANNEL1と2の2つの入力チャンネルがあり、それぞれ2個のインプットジャックと、1Vol、1Toneとなっている。このトレモロ、かかりが浅い感じなのだが、「トレモロが深くてよい」といった評価がなされていたりもするので、真空管などの部品が劣化している可能性がある。
フルテンにすれば歪むし、それほど大きい音でもないので、自宅でもフルテンで鳴らそうと思えば鳴らせる。といってもマンションだときついだろうけどね。音はやはり古臭いブルースなんかやるのにぴったりな感じ。
いまどきのアンプにはない優美さが
ありますよね。
ネットの感じが古いホールのPAのような趣ですね。
あんまりにも調子悪いようなら見ますよ~。
古いアンプなので、今後安心して使う
ためにも一度見てもらったほうがいいかも
しれませんね。
ダンエレクトロのギターが好きで、いつも拝見しています。
ここ10年のリイシューの中で米国製、インドネシア製があるみたいなのですがご存じですか?
僕の56U2は韓国製でネックの裏にmade in koreaとありましたが、それらもネック裏を見れば分かるんでしょうか・・。よければお教え頂くと助かります。
最初にリイシューされた1998年に、
インドネシアの工場で生産されたものが
若干あったようですね。
現物を見ていないので見分けるポイント
についてはよくわかりません。
リイシューに米国製はないです。
米国から個人輸入したダンエレが、
日本で市販されているものよりも
クオリティが高かったため、
米国製があるのではないかと噂された
ことはありましたが。