Reel Echo

2008-11-25 02:56:52 | Dano Effects
Reel Echoはテープ・エコーのシミュレーターとして、Dan Echoの発展形になります。画像の通り、中身だけでなく外見もテープエコーのようにしています。

まずコントロールノブが3つ。左がMix、右がRepeats、そして真ん中の小さいノブがLo-FiでDan EchoのHI CUTにあたります。次にトグルスイッチが2つ。左がToneで、Solid StateとTubeの切換ができます。Solid Stateはクリアで固い感じ、Tubeは少しこもったウォームな感じになります。右はWarbleで、テープのたるみによる音の揺れがシミュレートされています。そしてディレイタイムを設定するSpeed Rangeというスライダーがあります。 最後にフットスイッチが2つ。左がSound On Sound、右がEchoで、エフェクトのオンオフのスイッチになります。これらのコントロール類は直感的な操作がしやすいと思います。

Sound On Soundというのはホールドされた音が永続的にリピートされ、それをバックに演奏ができるというもの。しかしホールドできるのが1.5秒分しかないというのが微妙です。その設定の仕方はSpeed Rangeを最長にし、Mixをセンター、Repeatsを右いっぱい、Lo-Fiを左いっぱいにしてからEchoをオンにし、それからSound On Soundをオンにします。この設定にしてからギターを弾けば、1.5秒分ホールドされて永続的にリピートされるというわけです。

私はテープ・エコーを使ったことがないのでわかりませんが、エコープレックスと同じような感じになるとの評価が多いようです。しかし、テープ・エコーのもう一つの側面であるブースター的な使用はできません。それと、やはりデジタル・ディレイなので、その素性は隠しきれないところがあります。

Reel Echoは先日紹介したDAN O WAHと同様、何らかのシリーズに属するものではありません。別に必要というわけではないのですが、敢えて概念化を試みるとするならば「擬態系」もしくは「見立て系」ということになるでしょうか。なかなか上手く概念化するのは難しいのですが、擬態系ということにしてみると、その祖先は昨日紹介したBellzoukiになるのかもしれません。
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