Hand Vibrato Unit

2009-01-24 16:59:11 | Dano Column
ダンエレクトロギターのハンド・ヴィブラート機構を見てみましょう。Silvertoneの1452Lをいじる機会があったので、ついでに分解してみました。
ブリッジについているペーパーナイフみたいなものがアームです。



ブリッジをはずすとこんな感じ。表にはブリッジを固定するビスの穴が見えると思います。そして裏には大きい穴が開いているのが見えますね。





アップで見ると、表のビス穴と裏の大きい穴はつながっていることがわかると思います。このように穴がボディを貫通しているわけです。



はずしたハンド・ヴィブラートのパーツです。長いビスとスプリング、そして金具類。丸い金属のパーツは裏の穴をふさぐフタです。



取りつけたイメージはこんな感じです。ボディの中でこんなふうになるわけです。



このユニットは、使い勝手はあまり良くありませんし、トリッキーなアームプレイもできません。コードを弾いたときに揺らす程度ですね。それほど敏感に反応してくれるわけでもないです。まあ、ダンエレクトロの通常のブリッジをそのまま生かせるユニットですので、その意味ではよく考えられたものだと思います。
コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« YAMAHA SG-3C | トップ | 過ぎたるは…… »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (oceanbeauty)
2009-01-26 00:33:04
なるほど、こういう記事は好きです マニアックで
またトレモロアームは大好きなので。
返信する
Unknown (kuronekonishi)
2009-01-26 01:32:06
アーム付きは所有したことがないので
これは参考になりました。
いつも裏の蓋が気になってました。
返信する
Unknown (danojun)
2009-01-26 01:53:40
>oceanさん

このギターのノイズが気になってまして、中を開けてみたんです。もともとどうなってたのかわからないんですが、電装部分は銅箔に包まれてませんでしたし、弦アースもされていませんでした。弦アースの増設をしてみようかと思っています。
こうした機会があったときは、中の写真を撮って記事をアップしたいと思っていますけどね。

>kuronekonishiさん

あのフタはバックルガードなのかなって私は思っていました。このハンド・ヴィブラートはなかなか面白い仕組みですよね。
返信する
こちらでははじめまして (toni ok)
2009-01-26 14:03:52
ものすごい参考になるでーたが満載のブログですねい、
danelectroのことで知りたいことはすべて網羅されていそうな勢いですわ。
これから毎回見していただきますんで
よろしくおねがいもうしあげました。
返信する
Unknown (danojun)
2009-01-26 17:44:21
>toni okさん

コメントありがとうございます。
こちらからもよろしくお願いいたします。
返信する
ヴィブラートユニットの写真 (suigetsuan)
2013-03-03 15:23:35
はじめまして。
こちらの写真のおかげで、購入したDead on 67のスプリングと留め具が逆さに取りつけられていた(!)ことが判明しました。そのうえ留め具の曲げが十分でなくボディのザグリに引っかかっていたのを直したらとても調子よくなりました。
貴重な資料写真をどうもありがとうございました。
返信する
Unknown (たくろ)
2013-03-03 21:13:22
suigetsuanさん、はじめまして。

今でもそうした組み上げの間違いってあるのですね。
いずれにしても、お役に立てて光栄です。
返信する

コメントを投稿

Dano Column」カテゴリの最新記事