小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

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筒香嘉智が僕と同じように、スポーツの「勝利至上主義」を批判

2019-01-27 23:06:56 | 武道・スポーツ
DeNAの筒香嘉智が25日に会見を開き、日本の野球界の問題点について語った
若い世代に多い「勝利至上主義」に問題があるのではないかと言及した筒香
「勝つことが第一に優先されて、子どもの未来が潰れている」と指摘した

(2019年1月26日)ライブドアnews

日本のスポーツ界、特に子供たちの世代における1つの問題点を、徹底した「勝利至上主義」にあると筒香はいう。負ければ終わりの一発勝負の大会が多いことで大人側の都合、指導者側の都合が優先されているのでは、というのだ。

「大人が守らないと子供の将来は潰れると思います」

「野球界でいうと、一つの要因は若い世代に多い『勝利至上主義』が原因だと僕は思っています。どの年代も、選手の将来的な活躍よりも、今の勝利を重視した『勝利至上主義』に問題があるのではないかと思っています。プロ野球はリーグ戦で行われていますが、骨格のできていない子供たちの大会はほとんどがトーナメントで行われています。このため、どうしても選手の成長よりも今の試合に勝つことが優先されています」

「指導者は勝つことが子供に良かれと思ってやっていますが、実は子供たちの負担になっているという現状があると思います。もちろん僕自身も勝つことを否定しているわけではありません。勝つ喜び、負けて悔しがることは必ず必要なことだと思っていますが、勝つことが第一に優先されて、子供の未来が潰れているのが現状です。子供が優先されないといけないのに、大人が中心になってやってしまっているのではないかなと思っています」

 勝つ喜び、負ける悔しさは、人間として、選手として必ず必要だ。かといって、子供たちの身体や将来に目を向けず、勝利が何よりも優先される現状は好ましくないと、筒香は感じている。



僕のように、スポーツにおいて、何の権威のない人間が、「真実」、を、訴えても、「へっ。何をバカなことを、言ってやがるんだ」、と、誰も聞かないだろうが、筒香嘉智のように、スポーツにおいて、権威のある人間が、「真実」、を、言ってくれれば、世間の人間も、多少は、聞く耳をもつだろう。



ただ、僕は、筒香嘉智より、もっと、現状の、ひどさ、を、思っている。

筒香嘉智は、指導者は、子供たちに、「よかれ」、と思って、指導している、と言っているが、あれは、本心ではなく、あまり、日本のスポーツ界の指導者たちを批判しすぎるのが、こわいので、やんわり言っているだけだと思っている。

僕に言わせれば。

指導者は、子供たちに、「よかれ」、と思って、指導なんかしていない。

指導者は、自分が、チームを勝たせた、優秀なコーチ、名コーチ、という、名声を得たい、ために、脳ミソが、からっぽだから、子供たちを怒鳴りつけているだけに過ぎない。

どうすれば、個々の子供の、能力を上げられるか、ということを、考えるのは、面倒くさいし、バカの指導法は、「怒鳴る」、だけであるからである。

指導者は、自分の指導能力の無さを棚に上げ、自分の、不快感から、感情的に、怒っているのに過ぎない。

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