小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

人をあまったれ、というヤツほど自分があまったれ、である場合が多い

2016-12-22 08:34:33 | 考察文
人をあまったれ、というヤツほど自分があまったれ、である場合が多い。

要するに、世の中には、ワガママかってなヤツが多いのだ。

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音楽とは

2016-12-22 00:14:30 | 考察文
僕が、あらゆる芸術のジャンルにおいて、一番、優れていると思うのは、「音楽」だ。

他の芸術、つまり、小説、漫画、絵画、ドラマ、映画、芝居、などでは、芸術の観賞者は、ただ、受け身で芸術を観賞するだけだ。

しかし。

「音楽」では、観賞者を、単に受け身で、芸術家(作曲家)の作った、芸術作品を観賞するだけでなく、観賞者を、芸術の体現者にさせてしまえる、という、すごい面があるからだ。

当然、音楽は、メロディーがあって、音楽である。

歌詞だけでは、音楽ではない。

一体、メロディーという、この、「意味」、というものを全く持たない、音の連続性が、どうして、人間の、喜怒哀楽の感情を刺激するのか?

少し、調べよう。




ネットで、いくつも、調べてみたが、「その理由はわからない」、だった。

作曲家なら、わかるのかも、しれない。

人間の知性は、言語によるところが大きい。

動物は、「言語」、を使わないで、ものを考える。

それと、同様、動物は、はたして、「音楽」、によって、喜怒哀楽の感情を刺激される、ということが、あるのか?

おそらく、ないだろう。

人間は、生まれた時から、音楽を感じる能力がある。

これは、人間の先天的な能力である。

人間と動物の違いは、「言葉」、をもっていることと、「音楽」、によって、感情が反応することの、二つ、といってもいいだろう。

動物には、「悲しみ」、の感情がない。

悲しむ動物はいない。

自殺する動物はいない。

また、動物は、「未来」、「将来」、を考えない。

将来の計画を立てない。

確かに、動物も、未来の行動を、本能的に、感覚で感じている。

「将来」、を考えない特性が、動物が、「悲しみ」、の感情をもたない理由だろう。

人間は、音楽を表現したい欲求を持っている。

もちろん、音楽を作れるのは、作曲家という天才だけである。

しかし、作曲家が作ってくれた、メロディーで、人間は、音楽を、口ずさんだり、演奏したり、して、楽しむことが出来る。

ここで、思いついたこと。

人間と動物との、もう一つの違い。

それは、人間は、「芸術」、を、作ったり、「芸術」、を観賞したりして、楽しむ、動物である。

しかし、動物には、「芸術」、という、ものを、作ったり、それを、楽しんだりする能力がない、という違いである。

それ以上は、今の所、わからない。

音楽にも、楽しい音楽もあれば、悲しい音楽もある。

もちろん、楽しい音楽を聴くこともあるが、つらい時、せっぱつまった時、人間は、救いを求めるために、「悲しい」、音楽を聞く。

人間は、悲しくて、つらい時、心を癒してくれる音楽を切実に求める。

それは、人間には、「悲しみ」の感情があり、つらい時、何とか、生きようとしようとする、努力が、「音楽」、という芸術を、作り出したのだろう。

動物は、音楽というものを、もっていない。

しかし、人間は、生まれつき、音楽というものを、物心ついた時から、もって生まれている。

人間は、悲しみの時、何とか、自分を救おうとして、人間の、高い知能で、編み出した産物が、音楽なのだろう。

また、楽しい音楽にしても。

人間は、動物のように、受け身で、感情が起こっているのではなく、積極的に、喜怒哀楽の感情を、作り出して、より快適に生きようと工夫する動物なのだ。

音楽というものは、一体、何なのか、ということを、いくら、考えても、今の僕には答えは出せない。

しかし、なら、逆にこう考えることも出来る。

物心ついた、動物で、音楽というもので、喜怒哀楽の感情が、影響を受ける、というのが、人間のみの、特性であり、人間の定義でも、ある、と。

逆に言うなら。

物心ついた、動物で、音楽というものによって、喜怒哀楽の感情が、影響を受けない、生物は、人間ではない、と。

「言葉を使える」、という能力があることだけが、人間の特性や定義と、考えられやすい傾向があると思うが。

それが、間違っているのだと思う。



確かに、動物でも、楽しむため、じゃれあう事はある。

しかし、「じゃれあい」、は、芸術ではなく、遊び、である。

それと。もう一つ疑問がある。

人間は、物心つくようになって、人間となる。人間の感情を獲得する。

物心つかない乳児には、音楽は、わかるのか?わからないだろう。

人間の物心と、音楽は関係があるだろう。

また。もし、生まれつき、耳が全く聞こえない人が、大人になった場合、その人は、人間としての感情は、獲得するが、大人になった、その人が、耳が聞こえるようになって、音楽というものを聞いた時、はたして、音楽に感情を動かされるのか、どうかは、疑問である。

人間の発育と、音楽にも、明らかな関係性がある。

物心ついた、子供は、アニメソングや、歌謡曲、流行歌、などは、幼くして、すでに感じとることが出来る。

しかし、小学生の子供では、クラシックの良さは、理解できない。

かく言う僕は、中学生の時はクラシックは、理解できなかったが、今は、理解できる。また、ハードロックや、演歌の良さは、いまだに理解できない。

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