小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

体調が悪い

2013-10-17 10:31:43 | 医学・病気
今年は体調が悪い。はたして、これが回復してくれるものかと疑問に思っている。弱気なことは、言いたくないのだが事実だから仕方がない。体調が悪いと小説も書けない。それが一番つらい。ネタは、いくつもあって、また、書きかけの小説も、いくつも、あるのだが、体調が悪いと書けないのである。これが、もの凄く悔しい。もちろん、体調を改善しようと、筋トレしたり、プールで泳いだり、しているが、不眠と過敏性腸が改善しない。毎日が病気との戦いである。私は病気は、自分で治すものであり、医者は、そのために利用するものである、と思っている。ネットで埼玉の大宮に、過敏性腸専門の施術者がいるとあったので、行って施術を受けたが、たいした効果はなかった。マッサージと変わりない。マッサージは、自律神経の調整に明らかにいい。マッサージを受けていると、胃腸が動き出すのである。プロメイトという電子治療の無料体験を、たまたま見かけたので、何回も受けたが、私には効果がない。8年ぶりに、大腸内視鏡検査を受けたが、残念なことに悪性腫瘍はなかった。あってくれることを期待してたのに。ヘビの生殺しである。

芥川龍之介も、侏儒の言葉の中で、
「文を作るのに欠くべからざるものは何よりも創作的情熱である。その又創作的情熱を燃え立たせるのに欠くべからざるものは何よりも或程度の健康である。スエーデン式体操、菜食主義、複方ジアスタアゼ等を軽んずるのは文を作らんとするものの志ではない。」
と言っている。

芥川龍之介も、大正15年くらいから、健康が悪くなりだし、神経衰弱、不眠症、に悩むようになり、睡眠薬、精神安定剤、下剤、などを飲みだすようになった。しかし、芥川は、体調が悪くなった後でも、「点鬼簿」「玄鶴山房」「河童」「蜃気楼」などの小説を書いている。今の私の健康状態では、とても小説など書けない。ブログは書けるが、小説を書けるほどの肉体的、精神的体力は無い。どんな作家でも、ひどい頭痛とか、歯痛とか、腹痛とかがあったら、小説などとても書けないだろう。

しかし私は死なないぞ。まだ、回復の可能性が0になったか、どうかは、わからない。

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