自由学園の寮では、節分の時の寮の夕食の時、食後に二階から、ワルが爆竹を放り投げる習慣があった。(今では無くなっているだろう。矢野学園長が牙のある生徒は入れてないだろうから)私は、下級生に対する暴力などと比べると、別にそんなに悪い事だとは思わなかった。しかしハーバード大学出の英語の先生はこの習慣を嫌っていた。しかしである。
ある節分の時、二階から、三年上のワルが爆竹を投げたら、高等科から入った、ある生徒が、投げられた爆竹を素早くとって、投げた二階のワルに向かって投げ返した。これは、最高に格好よかった。すごい度胸のあるヤツだと思った。導火線に火のついている爆竹は数秒後に爆発する。もし、ちょっとでも遅れたら、自分の手の中で爆竹が爆発する。よほど度胸がなくては出来ない。私は、危険な事はしない、ちまちました、おとなしい生徒より、こういう命知らずの方が好きである。
ある節分の時、二階から、三年上のワルが爆竹を投げたら、高等科から入った、ある生徒が、投げられた爆竹を素早くとって、投げた二階のワルに向かって投げ返した。これは、最高に格好よかった。すごい度胸のあるヤツだと思った。導火線に火のついている爆竹は数秒後に爆発する。もし、ちょっとでも遅れたら、自分の手の中で爆竹が爆発する。よほど度胸がなくては出来ない。私は、危険な事はしない、ちまちました、おとなしい生徒より、こういう命知らずの方が好きである。