2月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1632
ナイス数:267
成瀬は天下を取りにいくの感想
ジャケ買い購入本。ギフテッドな成瀬が天下を取りに行く壮大なプロローグ。天下を取りに行く時点ですでに武将。武田信玄が女子高生だったら、みたいな。一瞬スランプに陥ったのは萌える。まだまだ天下を取るのは先になりそうですが、膳所から世界へ羽ばたいて行って欲しい。
読了日:02月29日 著者:宮島 未奈
光のとこにいてねの感想
百合ですな。7歳の時に運命的な出会いをして、突然の別れと再会を繰り返し、思い思われ最後は・・フィアット500を駆って疾走するルパンみたいな。感動の再会のシーンは読者に委ねられたが読後感は爽やか。印象的なモチーフが3つ。紀伊大島、ギュスターヴ・ル・グレイの海の写真とパッヘルベルのカノン。特にギュスターヴ・ル・グレイの写真は、異質なもの同士がひとつとなって完成形となる暗喩となっていたようで、作品を検索してみて納得した。次に生まれ変わるんだったら美少女だな。キモイっていうな。
読了日:02月29日 著者:一穂 ミチ
霜月記の感想
ヒッッジョーに期待していましたが。。。まず、展開が遅い。あと、キャラもねー。おじいちゃんはブレなかったけど、お父さんとか上役、悪役がなんとも。いままで楽しみにしていた風雅な自然描写や女性の艶っぽさも無かったなぁ~。なんか同じ言い回しも多かったし。次回作に期待します!!
読了日:02月19日 著者:砂原 浩太朗
上海灯蛾の感想
面白かった!ほぼイッキ読みで久々にハードボイルド読んだ。大戦中の混沌の中、ギラギラした欲望の塊だったジローが上海の闇社会でのし上がっていく。義兄弟の盃を交わしたアニキとのヒリヒリした関係、謎の女原田ユキヱとの淡すぎる逢瀬。北方健三バリのハードボイルドに、最後はツンデレ。著者紹介にSF作家とあったので、そっちも読んでみよう。超楽しみ!
読了日:02月04日 著者:上田 早夕里
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