「苦の根源」を除くには、一体どうしたらいいのでしょうか。
そのことについて、おシャカ様は「四つの真理」を示して居られます。
「四諦(したい)という苦、集、滅、道」です。
日本では「貪顚痴(とんじんち)」、即ち貪りと怒りと愚痴です。
これを「煩悩」と言っています。
「苦集滅道(くじゅうめつどう)」の「苦・集」のことですが、よそへ行くと
必ずしも貪顚痴のみが「煩悩」ではないというようにも説明されています。
しかし、ここは日本ですので貪顚痴を「煩悩」として説明させて頂ければ
この集まって来ている「苦集(煩悩)」を取り除きさえすれば、人は安楽に
なるということを「道理」として分かって頂けると思います。