単純に坐ればいいのです。
いろいろな仕事をしている人は、実際に身体を動かしている時に「損得」
なんて考えてはいません。
結果として損をした。得をしたということだ出て来るだけです。
ですから、「損得」というのは同じ関係にある訳です。
損をするということは、そのように損をしなければならない道理(これは因縁です)
に合ったことをしているから損をしたのです。
損をすると、なんとなく「こんなはずじゃなかったな」ということが起こる
ということは、本当に仕事をしていない人なんだと言わざるを得ないのです。
得をした時だけ「自分の仕事がうまくいったから」といわれるのですが、
そうではありません。
「損得」というのは、全く同じものなのです。
ですから損をしても喜ばなければならないし、得をしても喜ばなければ
ならないということは「当然のこと」なのです。