活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

三つの考え方5

2019年02月02日 | 法理

更に別の観点から「三つの考え方」について言えば、一つ目は「色々と

知(識)らないものが有(在)るから、坐って知(識)らなければならない」。


二つ目は「じぶんは知(識)り過ぎているからそういうものを離さなければ

ならない」。


三つ目は「現在の自分の様子は不完全だから完全なものへと移り変わって

行かなければならない」。


そのように知(識)らないものから知(識)るものへ行く途中とか、「法(道)」

の中にいるのだから、知(識)っているものを離すとか、常に不完全から

完全に移り変わろうとする過程にあると考えている人が多くいます。


そういう人達は絶えず「出発とゴールの二点の間を行きつ戻りつしている」

という状態なのではないでしょうか。