活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

四つの状態2

2019年01月11日 | 

修行の過程において、さらに四つの状態があることは別の覚者はお示しに

なっております。


①自分が無くなったけれども、相手がある状態

②相手は無くなったけれども、自分が残っている状態

③相手も自分もあるという状態

④自分も相手も無くなったという状態


「今の事実」「自分の今の様子」というものは、この四つの状態の他にある

ということです。


別の言葉でいえば、今の私たち衆生一人一人の状態が、この四つの状態の

他の処にあるということなのです。