活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

「今」を看る3

2019年01月05日 | 法理

今の学校教育は「分からないことが有ってはならない」ということを基本

にした教育です。


しかし、「分からないことがある」ということを、はっきり分かって

欲しいのです。


それがほんとうに「分かったということ」です。


「分からないという一番の源」は「自分自身を知(識)らない」ということ

に尽きます。


「宗教の宗」というのは、本源という意味です。

この本源を追求(追究)することが「本来の宗教であり科学」でなければなりません。


「迷い」というのは本来「自分と離して物を見る(今を看る、今の事実に

手を付けてしまう)」ということ以外にはありません。