活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

宗教について6

2018年01月31日 | 法理

おシャカ様もかつては、これらの教えに従って修行されたのです。

しかしながら、これでは満足できなかったのです。

 

それで最終的に人生における苦の根元である「心意識を離れた事実(今の世界)」

のあることを知られ、遂に「心意識」を放下(ほうげ)し、これに徹底されたのです。

 

「心意識以前(今の事実)の実相自体」が「実相」を「自覚」し、

初めて苦悩の根元を知られたのです。

 

これにより始めから苦悩のない「自性の真相」を得られ、理想としていた

「事実(今の事実)」に徹し、満足が得られたのです。

 

これが、「真の救い」です。

これを「無上道」ともいいます。

 

おシャカ様は過去における宗教哲学的な教えから離れて、菩提樹の下で

「坐禅」をなされました。

 

そこで「明星一見大悟」されて「人を離れた実相」を證明されたのです。