活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

宗教について4

2018年01月29日 | 法理

元来「宗教」は研究ではなく「修行」です。

「修業」ではありません。

 

「習学」ではなく「絶学」です。

 

「修行」とは「今の事実」に直下(じきげ)に触れることであり、

「研究」とは理の推究であり、人の思惟(しゆい)の上の考察です。

 

一般に言われている「宗教」とは、人間(にんげん)の一切の苦悩を

救うために造られた「人造の教え」です。

 

人間は考える動物と言われているように、様々のことを考えます。

この考えは考えを生み、限りなく考えられて留まるところをしらないものです。

 

この考え方が最終的には無限の力を感じ、この力に依存し「超人」に救いを求めるのです。