そこで、おシャカ様の教えが正しいことを誰が印可(證明)するのか
ということが問題になってきます。
「此の事(このじ)」は、皆さん自身が證明し、印可を受けるのです。
別の言い方をすれば「自分が自分自身を救い、そしておシャカ様の教え
(指導者の教え)の正しさを證明し、指導者から印可を受ける」のです。
指導者(おシャカ様)が修行者(私たち衆生)を證明し、印可を授けるのです。
このことを「法の受授」といいます。
そこで初めておシャカ様(指導者)と一体に成れるのです。
おシャカ様の場合、おシャカ様以前に「この法」を證明出来る人は
いなかったのです。