活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

人人具足箇箇円成3

2017年07月20日 | 語録

どうしても止むを得ないことですが、仏道あるいは

禅を少しの間「手段・方法」として借りて修行して

いく以外にないのです。

 

そして、「成る程、確かにそうだった」とうなずか

なければ自分自身で納得することは出来ないわけです。

 

「御心」は紛れもなく自分自身の中にあることです

から、どこかに隠された遠い世界にあるものを、

新しく求めるということではありません。

 

修し、證することによって、己に足りて他に待つ

事のない自分であったということに気が付くという

ことです。