活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

相対的認識3

2017年07月05日 | 法理

「成住壊空(じょうじゅうえくう)」という四つの

条件因果関係で転々としてものは移り変わりを繰り返す

のです。

 

どんなにしても、生は生でそのままであり、死は死で

そのままなのです。

 

どんなにしても、「二つには考えられない」ということです。

対象として認めるものは何にもないということなのです。

 

それをしばらく、仏道というおシャカ様の教えによって

修行していきさえすれば、必ずそれが「成る程、一つの

ものであった」と気が付きます。

 

それを「見性(けんしょう)」といっています。

 

別の言葉で言えば、「ものの真相を見ること」を「見性」

というふうに呼んでいるわけです。