活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

煩悩とは

2016年07月29日 | 法理

内からも外からも動いているその天然なものを、

天然のまんまに、かまわずにおくと自然(しぜん)に

「煩悩」 といわれるものがなくなります。

 

人間(にんげん)の上に現れてくる一切の、

それが善くても悪くても、そういう様なものを自分で

善いとか悪いとか、問題にする気持ちが動いてそれに

取り付いていく、それを 「煩悩」 といいます。

 

「煩(わずら)う」 のです。

煩い悩むのは、それからです。

 

それで、そのまんまであれば、別に悩みはないのです。

そうすると、「煩悩」 といっていたものが 「煩悩」で ないことが

分かるので、自然に落ち着くのです。