活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

善悪の基準

2016年07月03日 | 法理

「一所懸命に仏道に帰依して、法に帰依して、わかってもわからなくても

何とか “この道” の為に精進していこう」

という、そういう姿勢にある人であれば、それは善、「善行(ぜんぎょう)を施している」

という人です。

 

しかし、はるか遠くに “この道” というものを眺めて、一向にそれに手を付けず

足を踏み入れないという人は、世の中でいう悪です。

 

ですから善悪の基準は、「ひたすらにこの法に親切であるか、不親切であるか」

という、そのことだけしかありません。