活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

自我について

2015年03月16日 | 仏教
私達は、自分は生まれた時から、もうすでに「太郎」とか「花子」という名前がついているように考えています。

しかし、「太郎」や「花子」という名前は後からつけられた「象徴」にすぎません。


生まれたことを知らない自分。

いつの間にか「太郎」や「花子」と名前をつけられている自分を自分だと思っている自分。

その自分と自分の、二人三脚の生活を送っているのです。


「象徴」にすぎない「太郎」「花子」を認める心の働きを【自我】と言います。





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