ホンゴウソウ
下見でホンゴウソウが咲いている場所を確認できたので、Kさんに連絡を入れて案内することになった。
梅雨明けしてから暑い日が続いていて、昼からの散策では体力的に厳しいので、集合はウチの家に朝の8時半ということにした。
当日は朝は曇り空で、それほど暑さは感じない。Kさんは8時過ぎ、僕が車に道具を積み込もうと玄関を出た時に、丁度、到着した。
僕も用意はほぼ出来ていたので、約束よりも随分早くの出発となった。年寄が二人寄るとどうも、時間は前倒しになる。
30分と経たずに前回と同じ場所に到着して、歩き出した。
調査中・・・、ってことに。
雲古じゃないよ。
???
きのこはほぼ、皆無。辛うじて見つけたきのこ達。
15分ほど歩いて、杉・檜林の中の目的地に到着。今回は真っ直ぐにホンゴウソウの発生個所に向かい、Kさんに場所を示した。
でも、目が慣れていないので場所を指しても目を一度、放してしまうと分からなくなってしまう。それほど、小さく、
色もはっきりせず周囲に溶け込んでしまうようなものなのだ。それは僕も2日前に何度も経験したことだ。
前回にも撮った個体の写真をまず、挙げておこう。ちっとも成長していない技術?撮影回数で何とか・・・・。
ホンゴウソウとヒナノシャクジョウ
Kさんは三脚持参でシャッターもリモートで、本格的だ。フルサイズのデジイチに60mmのマクロレンズを使用。
ホンゴウソウをこの場所で撮るのは2回目で、新しい発見も実はかなりあったのだ。
まずは新しく見つけたホンゴウソウの写真を並べてみよう。
この個体は実はとても小さい。小さいから?上手く撮れていない。
同じ個体。この写真もイマイチ。もっと絞って撮るべきなのかな。
でも、はっきりしていることはホンゴウソウは発生途中だということ。そして、片や成熟して果実を落としている個体もあるのでは?
ちょっと時間をおいて、またこの場所に来て確認する必要があるな、と思った。
Kさんは中腰の姿勢で、長時間、神経を集中しての撮影で疲労の様子。姿形の良いホンゴウソウは撮ってもらったので、
早めに切り上げて車に引き上げることにした。
コバノガマズミ
小さな実を付け始めている。
帰り道にある湿原のサギソウは2日しか経っていないというのに、花数を増していた。
帰宅後、Kさんからお礼のメールと、どうも撮影結果に満足が出来なかったようで、再度の同行の依頼が来ていた。
Kさんのブログの写真は拙いとは思わなかったけれど、こだわりが有るのだろう。僕もホンゴウソウの生態に興味があるので、
もう一回見に行ってみたいと思っているのだ。