朝食後、近くの里山にキノコの様子を見に行った。緩やかな登り道を進む途中にモチツツジが一輪、咲いていた。
これは狂い咲きと言って良いのだろうか。毎年、季節外れにモチツツジは観ているし、それ以外のツツジはあまり季節外れに咲いていないような・・・
もう少し登ると、何と菊が咲いていた。この山はバブル期に別荘地として分譲されていたらしいが、僅かに買われて建物が建てられたようだが、
大半が売れ残り、森に戻りつつある場所。その間にアカマツ主体の森から松枯れでコナラ林に変わりつつある複雑な環境だ。菊は別荘地時代の
名残なのだろう。
森は、ほぼ葉を落としていて地面は落ち葉に覆われている。普通であればこの状態ではきのこを探す気にはなれないのだが、今日は毎年のシロを
観て歩こうと思う。
まずはクリタケ。遅いよね、明らかに・・・・
クリタケ
カラカラ寸前。食べられそうなところを採集。
干しシイタケじゃないけど、ふやかしたら食べられないかな・・・・
ホンシメジ
前回、この場所に来た時には出ていなかったのに、今回は出ていて、しかも乾燥状態だ。
無残。どれも乾燥している。ここのホンシメジは多分、腐生性の強い変異種で湿気があれば驚くほど大型になるのだが、
今年は乾燥していて大きくは育たなかったようだ。
食べられそうなものだけ袋に放り込んだ。今年はショウゲンジはほとんど姿を見せなかったようだ。こんな年は初めてだ。
帰り道、沢山実を付けているヤブムラサキを撮りながら下った。
ヤブムラサキ
南天
晩飯にはクリタケの味噌汁とホンシメジは酒蒸しにして食べた。今年のホンシメジは大きく育たなかったせいなのか、よい出汁が出て美味しかった。