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今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

盆休み 岡山森林公園(2) 2008.08.13. (2)

2008-08-16 19:17:14 | Weblog
 カラマツ林を過ぎて坂を登ってゆく。かなり急な傾斜だが、時々出ているきのこのお陰で、道草をしながらになるので、それほどきつくはない。山道は急な部分に段差が付けてあり、その両側にポツポツとキノコが出ている。その奥はというとササが多くきのこは期待できない・・・多分。

 最初、全く無かったブナがチラホラ混じるようになり、次第に増えていく。そして、クサイロハツの数も増えていった。


   
クサイロハツ Russula aeruginea Fr.


 そして、木々で薄暗くなったところにはチチタケの仲間が出ている。

   
チチタケ Lactarius volemus (Fr.) Fr.



ヒロハウスズミチチタケ Lactarius subplinthogalus Coker

ヒロハウスズミチチタケのヒダを傷つけると乳が勢い良く出てくる。瑞々しい。


 苔の上を良く見ると毛だらけの小さなきのこが出ていた。クロヒメオニタケだろうか。



クロヒメオニタケ Cystoagaricus strobilomyces (Murrill) Sing.

苔の下には木の枝でも埋まっているのだろうか。

 そして、少し時期が過ぎているが、小振りなタケリタケが一つ、ブロンズ像のように立っていた。



タケリタケ Hypomyces sp.


 栗色が鮮やかなイグチが出ていた。柄の感触はクリイロイグチの仲間とは違う。孔口は白く、ニガイグチ属だと思うのだが・・・。





クリイロニガイグチ Tylopilus castanoides Har. Takah.


 いつの間にかクサイロハツが道の両側にかなり見られるようになっていた。





 幾分、太いブナの木を過ぎ、下ったところに細流があった。その付近にはこれまでと違ったキノコが出ている。





   
左:Polyporus sp. ただのアシグロタケ?
右:ニカワハリタケ Pseudohydnum gelatinosum (Scop.) P. Karst.


 そして、奥ブナの平についた。辺りは静まり返っていて、そういえば、登り始めてから誰にも会っていないことに気が付いた。狭い広場のようなところだが、ブナの木が覆っていて広場のほとんどが日陰になっている。その広場には・・・・


   



クサイロハツ Russula aeruginea Fr.

しつこいほどの彩やかクサイロハツが並んでいる。そして・・・



テングタケ Amanita pantherina (DC.) Krombh.



ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.



ヒメコナカブリツルタケ Amanita farinosa Schwein.

今日、既にいくつも見てきたキノコだが、特に綺麗に見えてしまう。

 次のイグチは今日初めての登場だ。






ウツロイイグチ Xanthoconium affine (Peck) Sing.

全体に色が濃い目だが、柄の独特の白っぽい条紋からウツロイイグチとしてよいのでは・・・。

 また、長くなってしまった。つづきは明日にしよう。



コメント (6)
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