シロヤマドリタケ
公園の奥の森は十分に湿っていて、多くのイグチが白や黄色のカビに覆われて残っていた。イグチの発生のピークは先週だったのだろう。その中で、シロヤマドリタケは比較的良い状態で残っていた。正直なところ、今回はシロヤマドリタケとひょっとしたらウラベニヤマイグチに出会えるかもしれないと思って来ていた。その、目的の一つと出会えたということだ。
シロヤマドリタケ
この公園のシロヤマドリタケはどうやら食用として良さそうだ。これまで2回食べているが、柄の歯応えの良さはムラサキヤマドリタケに匹敵するし、傘、柄には芳香とも言える独特の香りがあり、美味しかった。
そして、シロヤマドリタケはあるイグチの白化個体であるとか、ヤマドリタケモドキと何かの交雑種であるとか聞いたことがあるが、食味からはモドキとの関連は感じない。
良く育ったミドリニガイグチが出ていた。
ミドリニガイグチ Tylopilus virens (Chiu) Hongo
そして、この時期のこの付近で良く見る・・・
Tylopilus alkalixanthus Amtoft
そして、何とも形容しがたい・・・何故、ナガエなのか?・・・
ナガエノウラベニイグチ Boletus quercinus Hongo
多く発生していたが、暗い森の中での撮影は・・・難しいイグチ・・・
モエギアミアシイグチ Retiboletus nigerrimus (R. Heim) Manfr. Binder & Bresinsky
森から出て池の周りを歩くと、空は黒い雲で覆われ、今にも土砂降りになりそうだった。
公園の池 水位は随分減っている。
腹がへったので、例のラーメン屋に寄り腹ごしらえをしてから、自宅周辺に戻った。途中のゴルフ場の入り口の芝生にはハラタケが出ていた。
ハラタケ Agaricus campestris var. campestris L.
そして、社の森公園では・・・
見たことのあるホコリタケの仲間・・・。
恐れていた通り雨が落ちてきた。土砂降りだ。用意していた傘をさしながら歩くが、高い湿度でメガネが曇る、汗が吹き出る。この環境はまさにマツオウジ・・・。
マツオウジ Neolentinus sp.
そして、マツオウジの出ている切り株の根元にはニワタケが出ていた。
ニワタケとマツオウジ