CORRESPONDANCES

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2010年07月18日 08時53分15秒 | Bruxelles Talks

BarbaraのSiteを初めて今年で7年目。今はCorrespondancesがSiteの玄関になっている。時々更新行為の意味を問いたくなる時がある。何の意味があるのかと。どういう意味を見出そうとしているのかと。Internetを自分はどうとらえているのか、など。
文春文庫「ウェブ時代 5つの定理」(梅田望夫)を購入して読み始めた。
P.134に以下のような文章を見つけた。eBay創業者のPierre Omidyarの言葉である。
When individuals feel they can have an impact on issues they care about, it leads to making the world a better place.
To do that, we need to create an environment in which they can exercise their freedom of choice.- Pierre Omidyar
まだ第3定理しか読んでいない。とりあえずは上の言葉に共感し支えられ、これからも常にパースペクティブを持って、熱情と冷静を共存させていきたい。分かりやすく言うと、自問自答と自己把握、及びPositionの確認が必要だと言うことだ。
(2010年7月18日 Bruxelles記) 

The internet is helping to satisfy our most fundamental human needs- our desire for knowledge, communication and a sense of belonging.- Eric Schmidt (p202) 第4定理より
人間の最も基本的な要求として、この3つを取り出したところが非常に斬新だ。地位や名誉やお金や幸福等という概念は、やはり古いのだ。

Success in the New Normal is all about time management.
Time is the currency of this age.-
Roger McNamee (P.221) 第4定理より
説明や感想の必要がない至言である。

第1定理、第2定理に関しては、環境が違いすぎるためか、私の知る実態とはかけ離れすぎていて、絵空事のように感じてしまった。
ITの先端世界を熟知している人しか知りえない現実があるのだろう。
本書の指摘の中で私も注目、同感したことがある。
Wikipediaの各言語による充実度の差について。確かに日本語ペイジの充実度はかなり低い。Wikipediaを情報収集のためのある種の教科書と考えた場合、日本語ペイジは、他の言語に比べさらにどんどん見劣りがしてくるだろう。それが将来、日本語や日本国の存在感の低下に繋がらなければいいのだが。
(2010年7月19日 Bruxelles記)