CORRESPONDANCES

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1974年 TOP A BARBARA

2008年02月13日 11時32分41秒 | Cockpitから
1974年の「TOP A BARBARA」について、実はこのサイトでも2005年の1月にBarbaraファンのMachinist氏やなまはげ氏とのやり取りで話題になったことがある。3人ともかすかに記憶していたのだが、この番組の一部が昔日本で放送されたのだった。
参照:PLANETE BARBARAの過去記事。
1974年のTOP A BARBARA」 「NHK放送のBARBARA
Julien Clercの「Cecile」だけが、資料にない、私の記憶にはある、といっているが、Jacquesが送ってくれた今回の全編版には、Jilien Clercの「Cecile」があった。単なる資料脱落だったことが判明。
それから一番驚いたのは、資料にあるだけでNHKの番組にはなかったFrancois WertheimerがBarbaraの紹介で挿入的に登場して1曲歌ったことだ。勿論資料にはそうあったのだが、実際みて改めて驚いた。
Machinist氏もなまはげ氏も述べておられるが、このBarbara、声の調子もよく、また極めて美しく映像化されている。44歳にはどうしても見えない。どう見ても30代前半。Wertheimerと比べても、年齢の差は全く感じない。そして30代のBarbaraはどう見ても20代にしか見えない。1975年のBarbaraを見ている者にとっては、だからpantin'81は衝撃だった。たった6年しか経っていないのに、と言う思いがした。一般的に女性は50を過ぎると、急激に老けるのだろうか(何をくだらないことを、言っているのだろう!)
Machinist氏がメモに書いておられる、70年代風のモダンダンス群舞が数分間、は邪魔であった。またClaude Nougaroが3曲ほど歌ったが、これもいらない。Claude Nougaroはjazzの感性をchansonに取り入れた功績があるのかも知れないが、アメリカ音楽にまみれて育った日本人には、聴きたいと思わせる何ものも、見出せない。
(アメリカ音楽把握の不完全性は何もNougaroに限ったことではなく、GainsbourgにもまたBarbaraについても言える。Barbaraが唯一、Marguerite Monnotを擁するEdith Piafに一歩遅れをとる点があるとすれば、ここしかない。)

Jacquesは予想よりも遥かに多くの資料を提供してくれた。
2006年1月31日のcorrespondancesの記事にある、Christian MesnilのFilm「Les Chemin de Barbara」を入手した。ラジオ版「Barbara en Belgique」では声の主の聞き分けができなかったが、このfilmでは、そう映画のようにすべてが分かる。Barbaraの生涯の前半を映像化した半分ドキュメンタリータッチの映画なのだ。L'ecluseで歌うBarbaraも実写で登場する。
この資料は「Music cross talk」にこれから書いていく「BARBARA」の記事に役立てたい。