ブログ人 話の広場

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リーダーの器

2010-11-18 09:47:22 | 日記・エッセイ・コラム

 僕は長い間集団の中の人間関係やリーダーシップのことを勉強してきて、今も続けています。僕自身もいろんな集団に所属し、その中でのプロセスを自然に見ているのですが、時には僕がリーダーのように扱われることもあります。確かに実践の場になっています。

 こうした立場におかれると、まず周りをどうしようとか、引っ張っていこうとか、今までにない潜在的な部分の芽が出やすくなります。いい意味でそれは自己成長につながるものです。しかし逆に強い責任から一人歩きをして周囲に不満をためてしまう要因ともなります。

 リーダーの中には、自分の思い通りに進め、運営したいと意気込んで取り組む人がいますが、えてしてそういう人に限って周囲が見えていないといったことが多いのです。ですから小さなトラブルも発生しやすいのです。グループの中ではもっとも端っこにいる方のことを心にとめることが大切です。新しい方、まだなじみが薄い方など環境になれない方がいる時にはそうした人たちのことに心配ることがとても大切です。

 グループ作るときにすぐにルールを作ったりすることに主眼をおくことが多いのですが、これも結局は自分を拘束することになり、なかなか守りきれないことが多くなります。それが不満の源になることもあります。リーダーに限らないのですが、集団に帰属している以上、互いの存在を認め合うことが大切です。そして他の方の意見に耳を傾け、理解できるような環境を整えることが大事です。

 僕は今、とても快適な集団と少し問題を抱えた集団に所属しているのですが、前者は「メダカの学校」型、後者は「雀の学校」型とでもいうのでしょうか。リーダーシップの使い分けはとても重要ですね。ちょっと体験話をしました。

やさしいタイガー