今、中国との関係がぎすぎすして、日本はうろたえているかのように見えます。非公開の衝突事件の映像は、本来ぼくたちは見ることが出来ないはずなのに、堂々と世界に配信されるといったまさに事件モノになっています。
誰が漏らしたのかはいずれわかるのかもしれませんが、コンピュータの世界ではそんなに難しい技術的問題ではないと思いますよ。観てどうするつもりなのか、その向こう側を考えずに興味半分に見ているような思いにさせられます。こうしたことも考えずにのんびりとビデオを見る議員たちの浅知恵に驚きます。 政治の世界にいる人たちの知性だけでなく知識がこんなに浅いのか情けなく思います。そもそも情報化社会に住んでいるといった自覚なんかないのでしょう。
なぜ次々と不快な事件が起こるのか、それに対する政治に関係する人たちの発言の非力さに苛立ちを感じている国民も多いでしょう。もちろん軽々に発言してはいけないことくらいは国民はよくわかっているのですが、どこか苛立ちを感じているように思います。真実を公開しないから歯の浮いた回答しか出来ない。相手を攻める前にこちら側の戦略や方向性が定まっていないから、犬の遠吠えのようなことしかいえない。これが今の日本の現実です。
今の政治の世界ってこんなに品疎なのでしょうか。近年の幕末の意気に燃えた若者に快哉を叫ぶ人気ぶりにくらべ、なんとちっぽけな存在なのか、これでは希望も持てないのも無理はないと思いますね。しっかりしろよ、議員たち、と喝をいれたいじれったさを感じる昨今ですね。
やさしいタイガー