ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

失言・暴言大臣許すまじ

2017-04-23 20:22:43 | 日記・エッセイ・コラム

 さて、クイズのつもりであるが、おわかりだろうか。観光振興を巡って「がんは学芸員」と                                                              観光の取り組みの妨げになっているとった大臣の名は。沖縄辺野古移転に反対する人々                                                              に対して「ポジショニング’・トーク(自分に都合の良い発言)」と言い放った大臣は。 

 原発事故で帰れない自主避難者に対して「本人の自己責任。不服なら裁判でも何でも                                                                やればよい」と記者に暴言を吐いた大臣は。 南スーダンに派遣されている自衛隊の現場                                                              の状況をめぐって「戦闘状態」を「紛争」とフェイクした大臣は。 そして台風被害地に行った際、                                                            長靴を忘れたのか、役人におんぶしてもらって復興政務官の「長靴業界はだいぶ儲かったの                                                                     ではないか」といった人物の名は。

 答えは、初めは山本地方創生相、2番目は鶴保沖縄・北方相、3人目は今村復興相、そして                                                           稲田防衛相、だらしない発言をしたのが、務台元復興政務ということだ。官房長官は 「謝って                                                            いるので更迭するつもりはない、引き続き政務にあたってもらう」と言い放った。この官房長官は                                                            自分の側に不利になると早口になる癖があるようだ。                                                                                                                                                                                       

 何とも悲しい発言ばかりだ。私はがん患者で目下継続治療中の身だが、「がん」といわれると、                                                          出来ればこの世からなくなってほしい病だ。だが今では排除ではなく、がんと向き合って生きて                                                          いく強い自分でなくては、と祈りつつ歩んでいるつもりだ。こうした心無い発言の裏には、本人の                                                             本音が隠されていることを誰もが見抜いている。

 相次ぐ失言や暴言、妄言を吐く人物が国の中枢にいるということは恥ずかしいことであり、とて                                                        もじゃないが国際舞台に立てる素養があるとは思えない。 もっともこんな質の落ちた人材しか                                                         自民党にはいないという裏返しを示しているのかもしれないし、替わりの人材がいないという証                                                           明ともいえる。

 辞任を求める野党の姿勢は当然ではあるとしても、与党からは矢や玉は飛んでや来ないと                                                           軽くあしらわれているようにさえ見えるがどうだろうか。 それにしても相次ぐ迷走大臣たちは                                                         民衆を甘く見ているのではないだろうか。その背景には、民意の信頼度が高いという錯覚が                                                          尊大にしているのかもしれない。

 問題は我々の見る目の不確かさだろうか。仕方がないよ、と半ばあきらめからきているからだろ                                                      うか。気になるのはこうした程度の低い大臣を抱えていても民意の人気が下がらないことだ。                                                            それでも今の政権与党はよいという判断はどこからきているのだろうか。野党の非力からかも                                                             しれない。 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                川柳を一句。「失言で 初めて知った 大臣名」 

やさしいタイガー

(前回のブログがミス編集のために読みづらくなったために書き直しました)

 


失言・暴言大臣許すまじ

2017-04-18 12:36:58 | 日記・エッセイ・コラム

 さて、クイズのつもりで当ててみよう。観光振興を巡って「がんは学芸員」といった大臣は。                                                         沖縄辺野古移転に反対する人々に対して「ポジショニング’(自分に都合の良い発言)」と                                                             言い放った大臣は。

 原発事故で帰れない自主避難者に対して「本人の自己責任。不服なら裁判でも何でも                                                         やればよい」と暴言した大臣は。 南スーダンに派遣されている自衛隊の現場の状況を                                                              めぐって「戦闘状態」を「紛争」とフェイクした大臣は。 そして台風被害地に行った際、                                                                     長靴を忘れたのか、役人におんぶしてもらって復興政務官の「長靴業界はだいぶ儲か                                                              ったのではないか」といった人物tの名は。

 初めは山本地方創生相、2番目は鶴保沖縄・北方相、3人目は今村復興相、そして                                                           稲田防衛省、だらしない発言をしたのが、務台元復興政務ということだ。官房長官は                                                           「謝っているので更迭するつもりはない、引き続き政務にあたってもらう」と言い放った。

 何とも悲しい発言ばかりだ。私はがん患者で目下継続治療中の身だが、「がん」といわ                                                               れると、出来ればこの世からなくなってほしい病だ。だが今では排除ではなく、がんと向き                                                            合って生きていく強い自分でなくては、と祈りつつ歩んでいるつもりだ。 

 こうした心無い発言の裏には、本人の本音が隠されていることを誰もが見抜いている。                                                           相次ぐ失言や暴言、妄言を吐く人物が国の中枢にいるということは恥ずかしいことであり                                                           とてもじゃないが国際舞台に立てる素養があるとは思えない。

 もっともこんな質の落ちた人材しか自民党にはいないという裏返しを示しているのかも                                                              しれないし、替わりの人材がいないという証明ともいえる。辞任を求める野党の姿勢は                                                          当然ではあるとしても、与党からは矢や玉は飛んでや来ないと軽くあしらわれているように                                                     さえ見えるがどうだろうか。

 それにしても相次ぐ迷走大臣たちは民衆を甘く見ているとしか思えない。その背景には、                                            民意の信頼度が高いという錯覚が尊大にしているのかもしれない。やはり問題は我々の                                                            見る目の不確かさかもしれないし、仕方がないよ、と半ばあきらめからきているのだろうか。                                                      気になるのは民意の人気が下がらないことだ。それでも今の政権与党yはよいという判断に                                                       ゆだねないといけないのだろうか。

川柳を一句。「失言で 初めて知った 大臣名」 

やさしいタイガー


長崎の市電に乗って

2017-04-11 16:12:06 | まち歩き

 先日所要ではるばる札幌から長崎に行ってきた。わずか3日程度の短い旅だったが、                                                                             何度か訪ねた町ではあったとはいえ、もうほとんど記憶に残っていなかった。しかし私に                                                                                とっては感慨ふかいものがあり、また厳粛な思いでいた。                                                                                   

目的地は長崎大学だったので、交通機関は便利な路面電車やバスを活用した。それなりに                                                                             結構楽しい移動だった。 普段、ぽくは札幌に住み、よく市電やバスを利用するのでつい                                                                              比較してしまうのだが、正直に言えば長崎の市電やバスの方がはるかに活気があって便利                                                                                にそして惑うことなく、スムーズに移動できた。わかりやすいのだ。しかもほとんど待つことが                                                                             ないほど次々と電車がやってきて、一台乗り遅れてももう後ろに電車がやってくるのである。

 こんなに頻繁に走っていては赤字にならないのかとさえ思うほどだった。路面電車は街中や                                                                  郊外を走り抜けていく。途中の駅には原爆投下の爆心地や平和公園、原爆資料センターなど                                                                           の外、永井 隆博士の終焉の居所となった如己堂もある。みんな市電の沿線だ。

 JRのターミナル駅「長崎駅」がすべての終起駅かと思っていたらそうではなかった。思案橋                                                                            などはもっと先だった。そこにも市電が走っていた。昼間だというのに乗客は結構多く、立つ                                                                        こともあったほどだ。長崎市の人口は44万人、札幌市は190万人近い。比較すべくもないが、                                                                          生き生きしているのは長崎のように見えたのは錯覚だろうか。

 街の活力を何で測るかはわからないが、札幌の中心地を走る市電はあまりにも乗客が少なく、                                                                    寂しいかぎりだ。じっくり見てみると、沿線には何のメモリアルな物はない。下車してみようという                                                                      魅力的な場所は一つもない。寒い雪日など電停で待つのはつらい。4,5分待たないと次の電車                                                                          が来ない。札幌は都市形成と交通網のセットが不一致だったのだろうか。

 僕は今までいくつかの都市に走る路面電車に乗ったことがあるが、それぞれ特徴を持っていて                                                                       乗ること自体が楽しいし、トピックもある。しかし、札幌にはそれがないからだろうか。観光都市で                                                                               もないから観光客も魅力を感じてもらえないのだろうか。私にとってはいつも席が確保できるとい                                                                              うのはありがたいことではあるが。

 長崎の鐘は聴くことはできなかったが、よい旅だった。

やさしいタイガー


舞台から去るべき大臣

2017-04-06 13:26:05 | 日記・エッセイ・コラム

 またおかしな大臣が出てきた。今村復興相が記者会見での記者からの指摘を受けて、                                                                             何に腹を立てたのか、いきり立って、「出ていけ!」と記者を非難した。険相は明らかに                                                                               自分の発言が正しいと思っていたことへの反発に応えられない苛立ちなのだろう。

 こうした自分の非を認めない軽率な発言を平気で発する閣僚や議員が多発している                                                                                    のは、自民党の支配的意識からくる数の驕りだという声はしばしば聞くが、個人としても                                                                            人格が不十分なのではないかと疑ってしまう。

 人間というのは、与えられた地位を使命として受け止め自分を戒めながら、謙虚な行                                                                             動をする人がいれば、含み笑いをするような思いで手にした権力行使に意識が行き、                                                                               気ままな発言をして失望や怒りを買う人も多い。

 このような心理は少なからず、だれにも起こりうることなのだが、ことに政治の世界や                                                                                   企業の経営者にも多く見られるのは日本だけではなさそうだ。また官僚の勝手きわまる                                                                                  行動も同じだ。人や社会に大きな影響を持つ人は、その結果がどうなっていくのかを十                                                                                分自己認識して行動をとってもらいたいものだ。

 水害の被災地に行った副大臣の長靴忘れによっておんぶしてもらった醜態、自分に不                                                                               利と思えばすぐに入院して雲隠れする元大臣、教育勅語を礼賛したり、海外派遣されて                                                                                 いる戦場が戦闘状態なのに、衝突と見え見えのフェイク発言する稲田防衛相、教科書検                                                                             定を担う文科大臣が歴史知らずな発言と、教育勅語を礼賛の危険な発言、さらに明らか                                                                                 に不勉強な法務大臣。枚挙にいとまがない。

 特段問題ではないと批判をはねつける官房長官の厚顔な表情。ほんとうは困ったものだ、                                                                                と受け止めているのではないか。安倍さんもっとしっかり人選をしてくれよ、という内部の声                                                                             もきっとあるに違いない。こんな質の悪い大臣しかいないのか、と頭を抱えているのは他な                                                                              らぬ自民党そのものかもしれない。

 これも「お友達抜擢」のせいなのだろうか。もうちょっと人を見抜く力をトップは身につける                                                                             べきだと思う。厳しい国際情勢の中で、不安定な人物が国政を担う現実を見るにつけ、                                                                            とにかく一刻も早くこうした人物は舞台から去ってもらいたいものだ。でも替わりはいない?                                                                                そうなのかもしれない。 順番待ちなど辞めて飛び級クラスの人材を探せと言いたい。

やさしいタイガー


同じ穴のムジナ

2017-04-01 20:26:16 | 日記・エッセイ・コラム

 森友学園問題は、依然としてくすぶり続けていて、片やうその証言だとののしられ、他方は反論する                                                                       証拠書類を隠すがごとき言い訳だと追及され、ジャッジしたい我々は問題の本質がさっぱりわからない。                                                                 ところが最近の政府の動きを見ていると、政府や自民党の我田引水的な発言は、あながち森友の教育                                                                 姿勢を批判できないのではないかと思うのである。

 園児たちに時代錯誤も甚だしい明治の「教育勅語」を暗唱させ、安倍氏を礼賛させている。今、一見両                                                                    者が対立しているような様相だが、突き詰めてみると、両者は同じ教育観を持っているのである。要する                                                                  に同じ穴のムジナということになるだろう。話題を振りまく首相夫人は「家庭内野党」と自賛し、夫と違った                                                                いかにも大衆の味方のような印象を与えているが、その一方で森友の旧国家主義的教育が素晴らしいと                                                                  礼賛し、名誉絵校長まで引き受ける言動はいささかっ無節操にさえ思える。

 両者は極右組織「日本会議」のメンバーであり、首相はこの会の顧問であり、森友の籠池氏は大阪のメ                                                            ンバーだ。この組織には麻生氏、稲田氏も下村氏も入っている。さらに多くの閣僚や自民党の中枢などが                                                                   所属している。この組織は新興宗教・生長の家が発端らしいが、明治にできた「教育勅語」を底流に持ち、                                                                        天皇を神格化し、靖国神社参拝派である。

 教育勅語は天皇が万世一系であり、国民は天皇の赤子であり、臣民と謳っている。臣民は国家に奉仕し、                                                                国家に忠実であることを強いてきた。一旦緩急あれば自分の身を国家に捧げることを強要している。                                                                    その結果若者は戦争に駆り出された。今なお、生々しい体験をした人々は精神的に責務を負っている。

 国民に多くの犠牲を強いたのが教育勅語だった。だから戦後の国会は消滅を決議したのだ。                                                                      にもかかわらず、最近、自民党の中に、さらに文科大臣をはじめ、多くの閣僚が教育勅語は憲法に抵触し                                                                 なければ活用してもよい、と公言するようになった。国や郷土を愛し、家族を大切にする、事は悪くはない                                                                     から現場でいかせ、ということだろうか。こんないい加減な発想と発言が将来に影響を与えることを知って                                                                   おきたい。それにしても見識を疑う。

 また中学校の保健体育の中に銃剣道も導入されるらしい。銃のような形をした棒を相手に突いて勝敗を                                                               決めるというものだ。礼儀を重んじる武道の一つだと押し付けることは教育を窮屈にしてしまう。                                                                        道徳教育が教科は子どもの自由を束縛し、善悪の判断を押し付けることになりはしないか。そんなことで                                                                    「いじめ」や「虐待」がなくなるわけでもあるまい。天下りの発覚事件を平気でおこす文科省のだらしのなさ                                                            こそ、襟を正して子供たちに範を示べきことで、大人の再教育が必要だ。

 いずれにしても権力を持つものがあれこれ差配するような事態が目立ち始めてくると危険のサインであ                                                              ることを知っておきたい。

やさしいタイガー