ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

生涯現役 臨終定年

2008-02-29 09:22:48 | ブログ

 つい2,3日前のA新聞の『人』欄に禅僧が昨年100歳になられ、なおかくしゃくとして著述されているとの紹介記事を読みました。100歳とはとても思えないご壮健そのものの表情でした。この方は65歳から仏教の本をお書きになって、それがベストセラーになったのをきっかけに第一線を退く友人たちと入れ替わるように多忙になったそうです。何しろそれから130冊もお書きになったのですから。

 お元気な人はどこか違うような気がします。まず朝4時に起きる。仏教者だが、それ以外の本も幅広く読みこなす柔軟な思考力。ユーモアを持っている。どんな小さなことでも感動する。つまり心の受信装置を敏感に持っておく。人間の力の及ばないものは大いなるものにお任せする。どれかひとつでも当てはまる人はきっといつまでもお元気でお過ごしになれるでしょう。

 ただし、自分の欲望や野心を持っている人にはこの美味を味わうことは出来ないでしょう。必要なのは「謙虚」でしょうね、と現代人をチクリ。近頃はおてんとう様より内部告発の方がこわいのですから、と禅僧は語っています。

 「生涯現役  臨終定年」これが禅僧のモットーだそうです。ちょっと清々しい記事でした。

やさしいタイガー


生姜湯で疲労回復

2008-02-27 19:02:07 | ブログ

 最近、家にいるときには一日に3回くらい生姜をすってカップに入れ黒砂糖を混ぜて呑んでいます。特に何かの目的で呑み始めたわけではないのですが、とてもおいしいので呑み続けています。調べてみますと、漢方薬の70%は生姜を加えた調合薬が作られているのだそうです。

 コンピュータを打っているうちにちょっと疲れてくると少しだけお湯を沸かして作ります。どうも癖になりそうです。効能はどうか特に勉強したわけでもなし、呑まなきゃ、と思うとしんどくなりますから、気ままに呑んでいます。サプリメントが最近多種多様に出ていて、愛用している人は多いと聞ききますが、ぼくはあんまり研究もしていないし、何がいいのかよくわかりませんから、これは今は手付かずです。

 人間誰でもこれがよいとなると、すぐに手を出したがるものですが、いつでしたか、知人が生姜を摺って飲んでいると健康になるぞ、と吹聴していたことを思い出し、まだポットに入れて持ち歩くほどのことはしませんが、当分呑み続けてみようと思います。特に宣伝しているわけではありませんから。

やさしいタイガー


ホームページも満杯

2008-02-25 09:13:49 | ブログ

 我ながらよくここまでつまらない文章を書き続けてきたものだと半分あきれ果て、半分はよくやった!と思っていると突然ホームページが入力できなくなりました。どうして?と考えあぐねていろいろ手探りで調べているうちに、「もしかして満杯?」と思っていたときに、友人が久しぶりに来てくれて、診断の結果はやっぱり。

 じゃあ、どうすりゃいいの。有料の分に切り替えてアップするか、100ほど消去するかのどちらかでしょうね、といわれ、せっかくここまで書いた文章が何となく愛おしくなってきました。いずれは処分することになるでしょうか。

 もう見納めか、と思いながら、残したところで出版するわけでもないし、自分の心のままに任せて書いたものだから、消しても大打撃を受けるわけでもないし、子供たちも読んでいるような形跡もないし、と次々と寂しい思いばかりが浮かんできてしまいます。もうしばらく大丈夫のようで、幸いちょっとアップしましたので当分は書き続けようと思っています。お訪ねいただくと幸いです。

やさしいタイガー


病院にスターバックス

2008-02-21 09:23:41 | ブログ

 最近公立の組織が、国や自治体から離れて独立行政法人になったせいか、どこか自由を得た魚のように生き生きし始めているように見えるのは少し錯覚でしょうか。図書館も公立の病院も雰囲気と扱いが変わったような気がします。病院は別としても図書館はかなり変わりました。

 多分経営とは何かをそれなりに考え少しずつ日夜改革を研究している姿を思わせます。札幌医大の1階ロビーに「スターバックス」が開店しました。スピーディにそして爽やかな表情で注文をとって、患者さんや一般の人たちでロビーは空いた席がないほどの盛況です。おそらく病院はスペースを貸すだけでしょうが、そういう発想が豊かなところと品疎なところが経営を長持ちさせる要因にもなるような気がします。

 しかしどこも改革を始めているところばかりではないでしょう。自治体が生産性を求めない業務を半官半民のような形で立ち上げ、そこに回ってきた人は相変わらず意欲に欠けるきらいがあります。なぜでしょうか。結局のところ何をするにしてもそこにかかわる人の誠意や志や他者のためにという改革の姿勢のあるなしが決め手でしょうか。民間と分けたくはないのですが、そんな声をしばしば見たり聞いたりしますね。それにしても病院に「スターバックス」とはヒットですね。いまに病院に100円ショップができたらいいかもしれませんね。

やさしいタイガー


寂しい心

2008-02-19 21:29:10 | インポート

 市電のある駅から白杖の中年の男性が乗ってきました。車内は空いた席もなく幾人か立っていましたから満席という状態の中でその人は走り出した電車に杖を頼りにたっていました。ぼくはその人の2,3人前の席に座っていました。突然ぼくの隣の女性が立ち上がったので席を譲るのかと思っていたら、黙って言葉もかけず前に向かって歩き出しました。ひとつ空いた席にだれも座る様子もなく、白杖の人にも声をかけないのです。揺れる電車に我慢して立っていたので、ぼくが「ここが空きましたよ。よかったらおかけになりますか」と近くに行って声をかけました。

 「恐れ入ります。ありがとうございます」と素直にそこに座られました。ぼくは「そこはちょうど電車の真ん中あたりの席ですから、降りるとき少し歩いてくださいね」と声をかけ「お気をつけて」と言ってぼくは目的地で降りました。

 あの席を立った女性はご自分の近くにいる白杖の人に譲るためなのか、それともちょうど降りる駅が近づいたから腰を上げたのかはわかりませんが、それにしても一言も声もかけず、無愛想に去っていった姿はなんともいえない不快感をうけました。ひとこと「どうぞ」といえない日本人の品疎なマナーを見た思いがしました。

 大衆の中ではっきりと自分の意思を伝えて微笑ましい雰囲気を作るのはそれほど難しいものでしょうか。これではなかなか美しい国にはなれないようですね。

やさしいタイガー