昨日の日曜日、今日のぼくの放送にゲストとしてお招きしているSさんとレストランで事前打合せをしてきました。
テーマは「日本の伝統芸能を味わう」とし、Sさんが長い間、お鮨を中心に日本料理にささげてこられた中で生まれた「庖丁式」についてご紹介していただくことに下のです。
もう1000年も受け継がれてきたこの儀式は、手も使わず庖丁と俎箸のみを操って見事に魚の芸術品をならべるならば低枯れるもので、観賞するものも緊張と感動を覚えるほどです。
もちろん、このうちあわせのために、ぼくも下調べをして臨んだのですが、さすがに経験があり、Sさんの所属する流派の師範でもあるだけにわかりやすいポイントに整理し、リスナーにわかるようにコメントをいただきました。
次第に薄れ行く伝統芸の行く末を案じてはおられるが、こればっかりはやる人の勉強や伝統を受け継ぐ真摯な姿勢が生まれてこない限り、続かないとも言われていました。
あらためて芸の継承の難しさ、伝統を維持することの厳しさなどを感じました。
今日の放送で、どんなお話が聞けるのか、質問するぼくもまったく門外漢だけにいささか緊張しているのです。
ところでせっかく資料もいただき、シナリオを改変しようと思ったのですが、またへまをやりまして、レストランにめがねを忘れてきてしまいました。新聞もネットも読めない有様。実に困った次第です。このブログも目を細めながら作成しています。誤字のあることを前もってお詫びします。
それでも朝の習慣ともなっているので、何とか今日も一番に出すことができました。
やさしいタイガー