ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

オプジーボあせらずに希望

2018-10-06 13:47:10 | 健康・病気

 今年のノーベル医学・生理学の受賞者が本庶 佑さんに決定しました。嬉しいことです。                     先生の成果はオプジーポというがんの治療薬の開発を広めたことです。                                既に投薬として活用されていると聞くが、この発表の後、多くのがんに悩む人々が自分も                        この薬を使って治療してほしいという要望が多数寄せされたようでした。

 ぼくもがん患者のひとりなので、こうした希望を持たせてもらえる道があるのなら、ありが                         たいとおもうのは当然でしょうね。まさに藁をもすがりたいと願っている人は、光明に見える                      のは自然の姿だと思います。

 しかし新聞での記事では、この薬はまだまだ限定的な患部しか効き目がないことや、                          おもわぬ副作用が起ることもあるそうで、私たちが描く道には先のような感じがしました。                      あせってはいけません。研究者は懸命に取り組んでいる姿を想像しています。

 それでも本庶先生は、今世紀内にはがんの治療法が今までのような手術、抗がん剤投与、                      そして放射線という3大治療の上に免疫療法が加わって行くだろうと話しておられました。                         科学は日進月歩だといいます。ここは落ち着いて研究成果を待つ冷静さが必要ですが、                           私はこの機会に政府は、もっと大胆に研究費を提供し、しっかり後継者を生み育てる環境を                        整えることに腐心してもらいたいものです。

 わたしたちは治療薬として期待すると共に、研究環境を作るために声を揚げて行きたいと                       しみじみ思いました。

やさしいタイガー


朝の空気

2009-09-26 17:55:00 | 健康・病気

 もう今は夕方。今朝のことを少し。昨夜はよく熟睡できず何度も夜中に目が覚め、すっきりしないまま6時半に完全におきてしまいました。それでは、と郵便物を出しに行くついでに家から離れた方向に向かい、どんどん歩き始めたのです。といっても30分ほどですが。まだ半そでのシャツで歩けましたが、それでも秋風と緩やかな朝の太陽はもう夏の暑さはありません。

 近所を歩きながら見慣れぬ中道通りを通り抜け、庭に咲く花コスモスを見て、立派な邸宅をうらやましく眺めて通り過ぎ、家に戻ってきました。手にとるように見える藻岩山の色合いも日増しに変化していることがわかります。

 小さい秋見つけた、と言う童謡がありますが、あたりは完全な秋ですが、それでも落ち葉になるまでにはもう少したってからでしょう。北海道大学の大学通りに黄色いトンネルを作る銀杏並木はもうすぐでしょう。ここは本当にいい風情です。また一度行って見ようと思います。スケッチブックを持って。

やさしいタイガー


お年寄りに席を譲って

2009-09-26 12:29:48 | 健康・病気

 3つも4つも荷物を持った高齢の女性がバスに乗ってきました。あいにく満席。誰も変わろうとしません。入り口でもたついている女性とちょっと離れて座っていたぼくは、その女性の腕をたたいて「どうぞおかけください」と譲ったのです。すると気持ちよく座られたのはよかったのだが、後の一言がよくなかった。

 「同じような方に席を譲っていただきすみませんね」と大きな声でお礼のつもりで言われ、苦笑い。隣に立つ男性はにやっとしながら「まだ若いのにねえ」とぼくの同情のつもりで言葉をかけてくれたのでしょうが、これもなんとも複雑な気持ち。

 バスの中にはいろんな面白い場面が見られます。親切を受けようとしないお年寄り。どこか席を変われ、と言わんばかりに杖を床にたたく人、あたりかまわず大声で話す人などさまざまです。それにしてもこうした乗り物の中での人間模様によって社会の縮図を見る思いがいつもします。

やさしいタイガー


元気な源はおしゃべり

2008-04-27 14:59:50 | 健康・病気

 今度の放送のためにあるお宅を取材させていただきました。平均年齢は70歳以上ということにしておきましょう。12,3名のシニアのご婦人が月に2回集まって手仕事をしていらっしゃるサークルです。全く僕が来ていてもお構いなしにとどまることのないおしゃべりが続きます。

 このお宅のHさんがリーダー格で、「ちょっと、ご紹介しますから聴いてくださいね」とぼくとの出会いや今日の取材の主旨を話してくださいました。簡単に質問の内容と時間を話し、では録音します、とぼくが言っていろいろ質問をします。「どうしてそんなに元気ですか。源は?」と尋ねると、「なによりもここに来て、みんなの顔を見ておしゃべりをすることだ」との返答がほとんど。一番遠い方で1時間もかけてこられるようです。お菓子を食べて、手作り物を仕上げて数時間腰を据えて楽しむそうで、ご主人も悦んで送り出してくれるとおっしゃる。

 たった2回の集まりが何より人生のご馳走だと語るシニアの溌剌とした姿にぼくも勇気付けられたが、それでも年金の一連の封筒が届くと開けるのに手が震えるくらい気になる、といった方の思いが政治関係者に届かない空しさと腹立たしさを異口同音に聞くと、確実にシニアいじめであることを知って悲しくなりました。

やさしいタイガー