初冬にしては珍しく、ぽかぽか陽気の日曜日に妻の両親の眠るお墓を清掃し、雪深い墓石をいためないように特注のカバーをかけに出掛けました。大勢の参拝者が広々した霊園のあちらこちらで見かけ、みんなの祈り心を感じてきました。
移設してまだ1年にもなりませんが、会ったことがない両親を思い浮かべ、妻も感慨深い思いで手を合わせていたようでした。来年の4月頃まで大雪でうずもれてしまうそうですが、そのために墓の位置を覚えておけるように棒が立ってありました。
秋の霊園は10月の大雪でかなりの若木が倒れたとの説明でしたが、まだ細い白樺にとっては思いがけない季節はずれの大雪に見舞われ倒れた姿に哀れを感じるほどでした。秋の色はいろんなところで見かけましたが、観るものにとっては美しいものですが、季節の変化を教えてくれる自然の導きと厳しさに恐れおののく思いがします。
太陽の陽射しが穏やかに注ぐ中、レストランでゆっくりとくつろぎながら送りのバスを待っていました。こういう一日があってもよいものだと感じ、午後の早い時間に帰ってきました。
やさしいタイガー