ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

聞く情報と読む情報の違い

2010-11-14 09:21:36 | 日記・エッセイ・コラム

 この時期になると、アダモの美しい哀愁漂う曲画浮かんできます。”雪が降る・・・”。別に降っても降らなくても特段の感慨があるわけではないのですが、そろそろ降るのではと思いと、この曲を思い出し、少し身構えているような気持ちになります。今日の日曜日は朝から風は強めですが、雲間から太陽の輝く光が陽気さを表しています。

 でもどうやら明日は雪の予報が出ています。いよいよ来たか、と思うのです。人間の気持ちはどうも天候に左右されるらしく、体調も同じように異変を感じたりするそうです。昨日、明るい昼間に仕上げようと、ある人の講演原稿を校正していたのですが、改めて耳から入ってくる情報と目で確かめる情報に大きな差があることを気付いたのです。

 耳からの情報はその時は聞いているようで案外頭から抜けてしまって記憶が定かではないのです。多くの人が多分そうでしょう。ところがペーパーにして読み直しつつ訂正しているうちに講演を聞いた時の臨場感が浮かび、ペンで朱を入れながらも思い出すことが出来るのです。不思議なものです。そしてそれが記憶となって残っていくものなのですね。

 ぼくのような年配者になると、これも一つの訓練になるのかもしれません。忘れないようにきちんとメモを取ることはもちろんそれをまた自分で整理してみるのもよい情報の整理の仕方ではないかと思いました。昨日少々時間を要しましたが、改めて講演内容の深さを感じたわけです。貴重な時間の過ごし方でした。

やさしいタイガー