ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

夏だ!

2009-07-30 10:19:04 | 日記・エッセイ・コラム

 このところ異常気象ともいわれるほどの曇天が続いていた札幌も今朝はまさに夏の太陽が輝いていました。今日は暑そうな感じがします。でも本州の痛ましい災害を見ていると、北海道に住むものはこの暑さ程度で決して贅沢をいえなませんね。

 それにしてもつかの間の夏でしょうから、精一杯楽しんで一年のエネルギーを使い果たしたい気にもなります。ぼくは今日から高校生対象のフォーラムに出かけます。テーマは環境の問題です。気候がおかしいとすぐに環境問題や食物連鎖など生態系に影響が出るのではないかと誰もが思います。若い世代の人たちはどんな考えを持っているのか、一緒に語り合えるのを楽しみにしています。

 少年のころ、耳を劈くような蝉の声を聞き、川に入ってめだかをすくったり、かえるを取ったりして夢中になったぼくらの世代と携帯世代の若者の幼きときとどう違うのか興味がわいてきます。この夏を大いにエンジョイしましょう。

やさしいタイガー


出会いと会話の楽しみ

2009-07-28 09:20:52 | 日記・エッセイ・コラム

 この2週間、砂川、函館、札幌、苫小牧と土日をかけて駆け足のごとく大きな会議を済ませてきました。もうやせ我慢を張る年ではありませんので、さすがに疲れました。何しろ会議の参加者はそれぞれの職業の専門家でありながら、地域活動を進めるボランティアですから活動の領域は広く、大きな影響力を持った方々ばかり。緊張の期間でした。

 それでもみんな同じ志を持って活動している人たちですから、すぐに親しくなり、打ち解けて互いの会話も積極的に弾みます。もちろん初めて会う方もいて、持っていた名刺はあっという間になくなってしまいました。中にはずっと以前にお会いした方もいて懐かしい再会をしました。

 こうした場面をもてるをもてるというのは幸せなことだと思います。何の気苦労もなく出会いの場と会話ができる人もいれば、話す相手もいなく心なしか寂しさを噛み締めている方も多いのです。加齢とともに、人と話す機会が少なくなっていく人たちのことを考えると、出会いの場があり、話のできる相手がいるということは、実に幸せなことだとしみじみ思いました。

 そう思うと、少々の疲れなど、2,3日のうちにまた回復できるのですから、むしろこんな場をもてたことに感謝したいと思った2週間でした。

やさしいタイガー


ちっともお変わりになりませんね

2009-07-22 08:35:54 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日は久しぶりにかつて映画好きの仲間で例会をもっていた「シネマの会」がさらに新しい方を加わえて再開の機会を持ちました。8人ほどのメンバーでそれこそワイワイガヤガヤ時の経つのも忘れて大いに飲み、食べ、おしゃべりをしました。中には数年ぶりくらいに会った方もいて、懐かしさとお誘いを受けた感謝で満ちた楽しい時間をすごしました。

 みんな似たり寄ったりの年齢の人ばかりですが、それぞれに時間を有効に使い、人生を楽しんでいる話に刺激を受けたり、感心したりして聴いていました。幾人かの方から「ちっともお変わりになりませんね」と声をかけられると、信じていいのか、自分自身に疑ってみたりして、少々複雑な思いでした。

 確かに参加した方はどこか生気があって忙しく日々をすごしている様子が手に取るように想像できるのです。これは多分いつも誰かと話す機会を持っているか、誰かと何かを活動しているか、とにかく動いているからでは、と思うのです。加齢とともに活動や対話の機会が少なくなっていくと、生気をなくすようです。「ちっともお変わりになりませんね」と素直に受け止めるには、億劫がらずに人と会って声を出す心を用意しておくことが大切だと教えられた気がしました。映画の話はお酒のつまみのようなものでした。

やさしいタイガー


シネマの会

2009-07-21 05:19:54 | 日記・エッセイ・コラム

 映画好きのものが集まって共通テーマと自由に映画を鑑賞して互いに観想を述べ合う会をもう7、8年前から楽しんでいましたが、いつしか体調やその他の事情により、なかなか全員がそろうということがなくなって消えかかっていました。それが今晩開くとのお誘いをいただいたので、久しぶりなので行ってみようと思っています。

 中には評論家顔負けの通のメンバーもいて、とてもぼくなど太刀打ちできませんが、懐かしいお顔を拝見するためにも覗いてみる気になったのです。さてその映画のことなのですが、最近はあまり観ていないのです。いい映画がないからと驕った考えはありませんが、少し足が遠のいてしまいました。「Dear  Doctor」を観た程度ですが、この機会に参加者の方の興味の広がりを聞かせていただくことを楽しみに参加してきます。

 それでも昨日の放送のぼくのディレクターをしてくれたHさんは相当の映画通のようで今度二人で対談型の放送しましょうと約束しました。 その映画はアメリカの作品で「HACHI」です。日本の忠犬ハチ公物語のアメリカ版でしょうか。間もなく封切られますが、日米の心の違いや共通点など理解するのに大いに役立つかもしれません。そんなわけで僕のような不良映画ファンを誘ってくださった友人の友情に感謝して再会と映画を俎上に上げて楽しんでこようと思っています。

やさしいタイガー


久しぶりの遠出

2009-07-20 10:11:22 | 日記・エッセイ・コラム

 この2日間、砂川、函館と僕にとっては久しぶりの遠出をしてきました。といっても砂川はわずか40分。さすがに函館となると、3時間はかかったでしょうか。両日も雨。車窓から流れる風景に憂鬱さを感じさせ、楽しみにしていた駒が岳の勇姿も見られず、霞んでぼんやりと見える大沼公園が静寂さの中にほっとさせてくれる風情です。

 いつだったか、真冬にこの大沼公園を通過したとき、列車はゆっくりと走り車掌があたりの光景をアナウンスしていました。あわててスケッチブックを取り出して早描きをしたことを覚えています。湖は真っ白に雪で覆われその美しさは今でも心に残っています。

 旅なれしていない僕にとっては車窓の景色はものめずらしさもあり、眠る暇もないので後で疲れてくるのでしょうか。ようやくも目的地に着く間際になってとろとろするありさまです。でも久しぶりにこの空間はとても楽しい気持ちにさせてくれます。車内も美しくなり、長々としたアナウンスもなく、設置された電光掲示板だけが途切れもなくいろんなニュースを流しています。JRもいろいろと研究し、乗客へのサービスも行き届いていて快適になりましたね。

 旅の後は疲れは残るものの、またどこかに行ってみたいと思わせる不思議な魅力があるものです。少し心の選択のできた二日間でした。

やさしいタイガー