ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

話し合いサロン

2010-11-09 08:59:40 | 日記・エッセイ・コラム

 このところ子育ての終えた専業主婦の方々の話を聴いていると、ほっと落ち着くまもなく、高齢の親の介護で片時も家を空けることが出来ないという嘆きとも言える言葉をよく耳にします。だから何か約束をしても守れないという現代社会そのものの現実を感じます。

 独りになって自由になりたいという本音にも近い思いを多くの専業主婦は感じ取っているのでしょうか。どこかで吐き出す時間が必要なのですね。だからでしょうか。どこの喫茶店やレストランはほとんど大勢の熟年女性であふれ返っています。値段も手ごろ、環境もまあまあ。こんなところで1~2時間おしゃべりをして、ではまたね、と現実に返っていく。その繰り返しなのだろうかと想像します。

 こうしてわずかな時間でも笑い、おしゃべりをし一時を楽しむというのは、まだ健康なほうでしょう。最近「話し合いサロン」を作ってみては、と声を掛けられ、やはり人は誰かと会話をすることがとても大切なのだと思い知らされています。見知らぬ人が集まってセミナーでもするのであればこれもまたいいでしょうが、本当は無目的になんとなく集まって幅広い話題を共有し、共感や共鳴をして自分自身に照射し、互いに元気を分かち合うことが求められているのかもしれません。

 僕自身がそんな環境に入るような年ですから、大きな事は出来ませんが、自分にとっても楽しく語らえる場が必要なのだと思っています。要するにじっとしていたのでは、何も生まれないということです。相手が直感的に受け入れる要素は3つあるそうです。一つは顔、二つ目は語り口、3つ目は服装など容姿です。しかと受け止めて努力してみようと思っています。

 いつのことかはわかりませんが、「話し合いサロン」を作りたいと思っている昨今です。

やさしいタイガー