ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

地下鉄の階段で助けられて

2006-10-25 18:31:51 | ブログ

 自分でも何かにひっかったという意識はまったくなかったのに、ある地下鉄の長い階段を降りていて、途中の踊り場3段ほど手間で前のめりに倒れ、かばんの中身を全部階段や踊り場にばら撒いてしまった。周囲に降りてきた人たちもこの老人を助けようと懸命に書類などを拾ってくださり、ひたすら「ありがとうございます」「どうもすみません」とお詫びするのが精一杯。別にどこを打ったという痛さもない。

 恥ずかしいことは申すまでもないが、年のせいにしたくないが、やはり年なんだろう、と思う。改札口でカードを探し、やっと構内に入ったときに、「おや」と思った。どうやらひざを打ったようだ。人気のないところでズボンをたくし上げてみると、両膝が青くなっていた。しかし、軽くてすんだが、もしかなりの上段から転倒していたらと思うと、ぞっとする。

 それにしても助けてくださった方々、本当に親切だった。「携帯も落ちてますよ」とポケットから飛び出した携帯を戻してくださった。地下鉄では初めてだが、いざとなったとき人は誰でもこのように親切で優しくいたわってくださる。恥ずかしかったが、何か美しいものを見たような気がした。手伝ってくださった方、本当にありがとうございました。今は大丈夫ですよ。

 やさしいタイガー


メルマガを楽しむ

2006-10-19 21:32:47 | ブログ

 以前から必要なメルマガをとっては大いに参考にさせていただいていたが、最近さらにその量が増え、整理と読む時間がないほど入ってきて、メルマガに追われる始末。世の中には本当に親切な情報発信者がたくさんいるのだな、と思います。一度整理するのが、新しい僕の仕事になりました。メルマガをとるようにしたのは、やってみたい勉強の補助として、また癒されるものもほしいと思ったことなど、いろいろです。

 最近、とくに僕が専門として取り組んでいる国際関係組織からの情報を見ると、どんどん変化してきていることがわかってきます。もちろんさらにもっとほしいときはネットにつなぎますが、この種のメルマガも多様な情報で十分役に立っています。時には学生に紹介したり、募金キャンペーンに乗ったりすることもありますが、残念なのは、北海道にそのような組織が見当たらす、ほとんど私的な範囲で小さな活動を続けている範囲にとどまっていることです。それがとくに悪いことではないのはいうまでもありませんが。

 いずれにしても国際に限らず、毎日、毎週、毎月とそれぞれに分かれて送られてくるメルマガを読むと、相当頭の活性化につながります。そして自分がいかに知らないかも教えられます。先日あるNGOの会を調べていたら、なんと僕の友人が取り組んでいたことがわかって、はるばる九州まで電話をして互いに旧交を温め、協力し合うことになり、うれしくなりました。

 そんな楽しいことを含めて、オーバーフローしそうな情報をどう生かすか、これからは誰もが当たり前のように摂取できる情報過多の選択能力が問われそうですね。 70歳の老体にはちょっときつい話ですが。

やさしいタイガー


日ハムおめでとう

2006-10-13 15:07:41 | ブログ

 札幌に移転して3年目にパ・リーグ優勝という快挙を成し遂げた日ハム、本当におめでとう。心からお祝いしたいですね。かつて札幌ドームを観客でいっぱいにするチームは巨人しかないといわれた大きなドームをとうとう日ハムが巨人に取って代わって実現したのですから、堂々と胸を張って喜びたいものです。

 しかし、ちょっと気になるのは、札幌の市民は阪神タイガースのファンのように燃え滾るような狂喜するといった行動があまり見られないことです。何か「おらがチームだ」といった意識がまだ薄いのでしょうか。何しろ3年目ですから。どこか自分を馬鹿にするといった一途な部分が少ないように思いますが、どうでしょうか。

 札幌ドームには日ハムのほかにサッカーのコンサドーレの練習場もあり、力を入れているようです。広々とした雄大なところに立つ札幌ドームは札幌のシンボルでもあります。セ・リーグの中日を倒して日本一になって凱旋パレードをして北海道民を大いに元気付けてほしいものです。これほど死闘尽くした日ハムに道内の企業も人もあやかって元気をもらいましょうよ。

やさしいタイガー


戦争の心配?

2006-10-12 09:35:40 | ブログ

 とうとう北朝鮮が核の実験をしたことで、世界中を震撼とさせました。そんな日、一人の学生が授業を終えてすぐ僕のところに来て、「先生、戦争は起こりませんか」と深刻な顔をして尋ねてきました。難しい判断ですが、ぼくは「多分戦争はしないと思うよ」と容易に答えたところ、その学生ちょっと首をかしげて「そうですかねえ」と納得のいかない顔をして帰っていきました。

 世界がこれからどうなっていくのか、この無謀な行動は少なからず、取戦争を知らない世代の真剣に勉強する若者に怒りや恐怖を与えたようにも見えます。ゆがみつつある国際社会の中で将来を担う若者に託そうとする世界の指導者たち、そんな資格もない人も含め、何を託していきたいのでしょうか。絶望でしょうか。壊滅でしょうか。そのキーマンは誰でしょうか。国際を勉強する学生だけに関心も深く、のんびりと眠りこけている学生に比べ、本気になってディスカッションをする必要があるなあという気がしました。

 国威発揚と世界に冠たる国家であると拳をあげて威嚇しているように見える「かの国」も、真実を知ることのできない多くの民衆が飢え苦しんでいる姿を知っている僕たちが何もできないもどかしさも募ります。同時に許されているとはいえ、天下に核を持つことを認められた国家はそれでいいのか、これも疑問です。まるでおもちゃをもて遊んでいるかのような国もまた真剣に自国をといなおしてもらいたいものです。

 話に来た若者の憂いの帯びた表情は、ただ事ではすまない、ということを暗示しているように見えました。

やさしいタイガー


すき焼きのご馳走

2006-10-10 18:17:39 | ブログ

 10月になると、いつもなじみのデパートの肉屋さんから、2と9を足して11日を「肉の日」と決めて肉の特売の連絡が入ってきます。特になじみにしているだけに、黙っているわけにもいかず、では久しぶりにすき焼きでもしようかというわけで、誘惑に負けてしまいました。いつもは我が家は二人、なんでもほんの少しあれば食事は足りているために、牛肉などトンと口にしません。この際奮発しました。とはいうもののどうも老夫婦二人ではさびしいすき焼きパーティだというわけで、僕の親しくしている友人を無理にお招きして我が家に加わっていただくことにしました。

 彼は一人住まいですが、なかなかの食通で、時々自分で作るくらいですから、いわゆる食べ上手でもあります。喜んできますといってくれて、かえって楽しい食事と歓談が期待できそうです。つい最近まで、BSEだ、輸入しろ、だめなどと政治のにおいが漂いすぎましたから、このすき焼きパーティだけは、そんなことを忘れて赤ワインか何かで肉の臭いをたっぷり嗅ぎながらいただこうと、想像しています。日本で営々と育ててきた酪農家の結晶をいただくことにするのですから、さぞおいしいことでしょう。また感謝していただくことにします。

やさしいタイガー