ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

静かな夜更けに

2007-12-31 22:49:31 | ブログ

 ”静かな夜更けに いつもいつも  想い出すのはおまえのこと お休み安らかにたどれ夢路 お休み楽しく今宵もまた” 。磯部 俶(とし)が作詞作曲した歌ですが、ぼくはこの曲を聴くたびに胸が熱くなります。ある日早稲田大学のグリークラブの合宿練習で夜中まで騒いでいた学生をみた磯部 俶が急遽この曲を作り、みんなに歌わせたところ、感動した学生が歌い終わって静かに寝床に着いたといわれたのを聞いたことがあります。

 歌はそれほど心に深く入り込み、癒しを与え、心を落着かせるものなのですね。母のことを思い出したり、恋人のことを思い出したり、なき友人のことを思い出したり、人はだれでも様々な想い出が歌と共にあるからこそ、その影響は大きいのだと思います。もうあと1時間半ほどで2007年は次につなぎます。

 たくさんの想い出を作られた皆様、来年もまたそれ以上に想い出のアルバムが増えますように心から祈っています。ぼくも元気で過ごせた今年に感謝し、この続きの一年でありたいとひそかに願い求めています。

 ではよい一年でありますように。

 やさしいタイガー


今年は・・・

2007-12-30 21:12:45 | ブログ

 あと一日、今年も暮れようとしています。社会的にはこれほど程度の低い経営者や官僚、政治関係者の出た年も珍しいくらいです。先日は救急患者が30病院をたらいまわしにされて2時間、受け入れ病院に着いたときにはいのちを失った後だったという悲しいニュースをしり、日本はどこか狂っているのではないかと思うほどです。

 教科書の記述でオキナワの多くの犠牲者が旧日本軍部の指示によって死を選ばされた人々の悼みを思わず、教科書の書き換えを強要しようとした日本政府に対してオキナワの子供たちは「おじい」や「おばあ」の話したことは真実ではないのかと訴えた。政府はあわてて訂正した。それでも真実は隠された教科書となりました。

 日本の政治関係者たちは何を考えて政治を行っているのでしょうか。まもなく一年が終わる2007年、苛立ちと怒りの年でもあったのではないでしょうか。来年こそ、といつも思いながら年末になると失望の一年と感じてしまう悲しさが起こらないよう祈りたいものです。今年もブログやホームページをお訪ねくださいましてありがとうございました

 皆様のご健勝とご多幸と祈りつつ。

やさしいタイガー


静かなクリスマス

2007-12-25 20:59:00 | ブログ

 今、午後8時45分、全く物音ひとつ聴こえない静かなクリスマスを迎えています。たまたまぼくの誕生日と重なっているために、妻と二人でいつもの手料理とワインで誕生日のお祝いをし、これまで元気で過ごせたことへの感謝を神にささげ、随分二人で対話をしながら夕食を楽しみました。

 毎年何がしかのプレゼントをもらうのですが、今年はもう気持ちだけでいいよ、といったらすでに買っていたようで、小さなそれでも心のこもったプレゼントをもらいました。ありがたいと思いました。齢を重ねてはいきますが、祝福を受けるのは嬉しいことです。アメリカと東京に住むむすめたちからもメッセージが届きました。またはるばるプレゼントも贈ってくれました。

 こうして離れ離れになってはいても家族という絆のあることは何よりも嬉しいことです。後数日で今年も暮れようとしていますが、ぼくたち4人のファミリーがひとつ心を持って感謝の日々を過ごしてきた今年一年に感謝をしたいと思っています。来年は少しでも他者のために役に立てる一人ひとりであるようにと祈ったクリスマスでした。

やさしいタイガー


癌と闘った議員の死

2007-12-24 11:25:02 | ブログ

 今朝の新聞の「癌を告白しながら国会議員として活動した山本孝史議員逝く」という記事を見て、最後まで議員としての責任を果たしながら、それでも心残りの人生の扉を閉じたであろう山本さんにどこか爽やかさを感じます。最後は痩せ細った体に酸素ボンベを持って歩く姿は痛々しいというよりも、勇敢な生き方に感動さえ与えることでしょう。

 山本さんに限らず、重篤な病と闘いながら自分の限られた時間の中で一生懸命生の希望を失わない姿勢は直接関係のないぼくたちでさえ心を揺さ振ってきます。そしてそこから何を学んだらよいのか、に気づかされます。

 自分ではどうにも出来ないいのちのともし火がいつ一陣の風で消えるかもしれないでしょうが、それまでは希望を捨ててはいけないということを自らにも言い聞かせて歩むことが壮絶なの死からのメッセージだと感じます。

やさしいタイガー


車内のお化粧

2007-12-20 12:33:42 | ブログ

 若い人の車内での化粧する姿はそう珍しいことではありませんが、先日学生らしき若い女性がぼくの目の前の座席に座りました。するとすぐバッグから鏡を出して自分の顔を見て、何やら小箱を開けて化粧し始めました。アイシャドウもして終わったときには見違えるような美人?になっていました。その間化粧が終了したのは4つ目の駅でした。

 それを最後までじっと見てたの?といわれそうですが、そうなんです。実に手際よくつぎつぎと用品や道具を出して整えていく過程をみていて、「この若者も今は自分の世界しか見えていないのだなあ」と心の中で思いました。みっともないといえばそうですが、別段他人に迷惑をかけているわけでもないし、退屈な車内の中で眺めている年寄りのぼくもまたおかしなものですね。うっかり降り損ねるところでした。

やさしいタイガー