コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

一般論をストーリーにする

2019-12-20 06:26:05 | Weblog
人生の先輩から
「人生はねえ」とか
「最近の若いのは・・・」
ではじまる訓示を延々ときかされて
辟易(へきえき)したことはありませんか。

「AはBである」という一般論 ほど、
伝える側の「伝えたい度」と
きき手の「ききたい度」に温度差があるものはありません。

「人生は」「仕事とは」「学ぶとは」、
発言者にとっては苦労に苦労を重ねて見つけた「真実」ですから、
自ずと熱がこもります。

しかしこれをきくのは多くの場合、
苦痛以外のなにものでもありません。

コーチングでは相手から引き出すのが鉄則ですが、
ときとして、
こちらからものの見かたや違う視点を伝えたくなるときがあります。
しかし一般論ではダメです。
相手の耳の入り口ではね返されます。
なぜなら、
一般論を無防備にきいてしまったら
とても危ないからです。

「人生は努力だ」
といったら、
努力以外のものは排除されてしまうわけで、
そんなことを簡単に受け入れたら
すごく窮屈な人生になってしまいます。
だから人はめったなことでは一般論に同意しません。

「AはBである」を相手に少しでも伝えたかったら、
それを「お話」の中に入れて語る必要があります。
お話は本や映画のストーリーであったり、
見ききした誰か別 の人の話であったり、
あるいは自分の過去の体験だったりします。

「お話」が伝達の手段として優れているのには
2つ理由がありま す。」

ひとつはそれが具体性を持った話であればあるほど
「AはBである」をサポートする事実が
確かにそこにあったということを相手に示すことができるということ。
つまりそれがいつも絶対正しいかどうかは別にしても、
正しい瞬間もあるということをきき手に感じさせられること

もうひとつは、
一般論と違ってお話は頭に残りやすいということです。
だから「A はBである」という文章が頭に浮かんだら、
とにかくすぐにお話を探します。
もともと、
そう思うに至った過程には、
本を読んだり、
誰かの話をきいたり、
自分自身がなにかに遭遇したり、
なんらかの体験があったはずですから、
必ず浮かんでくるはずです。

お話という乗り物に乗せて、
はじめてあなたの「真実」は相手の心に届くのです。

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