コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

欠点だらけでも好かれる

2013-09-10 07:29:29 | Weblog
人に好かれるのは、
品行方正だとか、
誠実だとかいう人間にかぎりません。

品行方正だったり
誠実だったりする人間がかえってあまり好かれないで、
その反対のようなだらしないふまじめな人間が
奇怪にも好かれることがよくあります。

約束は守らない、
仕事はなまける、
勉強はしない、
お金もないのにぶらぶら遊んでいる。
借りたものは返さない、
才能もないくせに大きなことばかり言っている・・・

そういう人がどこにも一人ぐらいはいるものですが、
それがみんなから嫌われているかというと
案外にそうでなく、
「しょうのない奴だ。」とか
「あいつのでたらめにはほとほとまいるよ。」
などといわれながら、
それで結構、好かれているのです。

これほどういうことだろうか?

誰でもということではありませんが、
多くの人にとっては、
だらしなかったりでたらめだったりする欠点の多い人間に
親しみをおぼえるのです。

自分はそうでなく、
でたらめを言ったり、
だらしなくふるまったりすることを嫌っていますが、
それでいて、
その自分と人間の型が違うということが魅力でもあり、
親しい気持ちをひかれるようです。

型が違うといっても、
自分よりも上に見て気の張るような人間では、
親しく思うよりも敬遠したくなります。

下に見て気やすく接することから、
欠点の多い人間が欠点のあることによって
人に好かれるのです。

たとえば、
私たちは落語や漫才をきいて、
そのほかばかしいくだらない話に腹をたてません。

腹をたてないばかりか、
そのばかばかしい話を楽しんでいます。

ばかばかしい話をきくのに、
何も肩をいからせて本気になることはありません。

本気にならないから、
どんなに理窟に合わない話でもそのでたらめにとりあうことなく、
でたらめを面白いとして笑っていられます。

相手がまじめな人間であるとこっちもまじめになり、
小さなでたらめがあってもそれをとりあげて問題にしないでいられない。

それが相手がでたらめな人間とわかっていれば、
そのでたらめをはじめから問題にする気はありません。

相手を下に見て馬鹿にしているのだから、
どんなでたらめをされても腹が立ちません。

そういう気持になっていられるというのは
心のくつろぎがあるということです。

そういう意味で、
抵抗がなく、
気楽になれるということが、
欠点だらけで人に好かれるのです。

人に好かれるにはかたい態度はいけません。

調子や態度をやわらかにして、
人の気持を楽にすることが必要です。