経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

12月12日 アドベント第三礼拝「救い主の誕生③ークリスマスの喜びー」

2021-12-13 18:30:14 | 礼拝
聖書:ルカの福音書2章1~20節



 (1~2)そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出されました。これは、キリニウスがシリアの総督であった時の最初の住民登録でした。イエス様はこの皇帝アウグストゥスの治世に、住民登録があった時にお生まれになりました。この住民登録は、それぞれの家系に沿って行われ、人々は自分の町へ帰っていきました。「ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行」きました。ナザレから南へ、約100キロ以上、歩いて4、5日ぐらいかかったでしょう。そして、ヨセフとマリアがベツレヘムにいる間に、マリアは月が満ちて御使いが言うとおりに男の子を産みました。そしてその子を布にくるんで飼葉桶に寝かせました。宿屋には彼らのいる場所がなかったからです。生まれたみどりごが家畜小屋の飼葉桶に寝かされたというのは驚きです。

 救い主の誕生の知らせを一番最初に聞いたのは、野宿で夜番をしている羊飼いたちでした。当時、羊飼いという人たちは社会から疎まれていて軽蔑されていました。エルサレムの町は住民登録でにぎわっていましたが、羊飼いは自分たちには関係がなく、野宿しながら、自らの境遇をわびしく思ったことでしょう。すると、主の使いが、彼らに現れて、主の栄光が闇夜を照らしたので、彼らは非常に恐れました。み使いは恐れる彼らに(10~12)「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」主キリストは、他の誰かのためではなく、あなたのためにお生まれになりました。この世の中に、あなたの悩みや苦しみの中にお生まれくださったのです。そして、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごがそのしるしです。このように、神の御子が人々から歓迎されず、最も貧しい場所にお生まれになったことは驚きです。しかし、それは、神なるお方が、神の栄光を捨て、ご自分を低くされ、罪の中に、人としてお生まれくださったことを表しています。戸惑う羊飼いたちの前に、今度はおびただしい数の天の軍勢が現れて神を賛美し始めます。(14)「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」

 み使いたちが彼らから離れた時、羊飼いたちは話し合いました。(15)「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」羊飼いたちは、ベツレヘムに急いで行きました。羊飼いたちは御使いに急いでベツレヘムに行くように命じられたわけではないですが、彼らの心には急いで救い主を見に行こうという熱い思いが生まれていました。この思いに神様も働いてくださったのでしょう。(16)彼らは「マリヤとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごとを捜し当て」ました。羊飼いたちは、御使いのことばが本当だったことに感動し、救い主を見つけた喜びで心がいっぱいになったことでしょう。すると、羊飼いたちは御使いから告げられたことをマリヤとヨセフ、そこにいた人々に話しました。聞いた人たちはみな羊飼いたちが話したことに驚きました。しかしマリヤは、羊飼いたちの話をすべて心に納めて思いを巡らしていました。(20)羊飼いたちは見聞きしたことが、すべて御使いの言われた通りだったので、心から神をあがめ、賛美しながら帰って行きました。周りから疎外され、闇夜の中、孤独に世間と距離をおいて過ごしていた羊飼いたちへ、最初に救い主の誕生の知らせがありました。そして、喜びで満たされた羊飼いは、幼子について語られたことを人々に伝えました。今日私たちは、この大きな喜びの知らせを誰に伝えるでしょうか。この喜びがあなたの周りの人たちに届けられていきますように。

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