経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

10月3日礼拝「サムエルの召命」

2021-10-04 10:28:40 | 礼拝
サムエル記第一3章1~14節

 サムエルは、エフライムの山地に住むエルカナの子として産まれました。エルカナには二人の妻がいて、一人はハンナ、もう一人はペニンナでした。ペニンナには子どもがいましたが、ハンナには子どもがいませんでした。当時子供がいないということは軽蔑され、ペニンナからもひどく悩まされ、涙の日々が長く続いていました。ハンナと夫は毎年、シロの町に出かけて主の宮で捧げものをしていました。ある時、ハンナはこの主の宮で、泣きながら神様に誓願を立てて祈りました。(11)「万軍の主よ。もし、あなたがはしための悩みをご覧になり、私を心に留め、このはしためを忘れず、男の子を下さるなら、私はその子を一生の間、主にお渡しします。そして、その子の頭にかみそりを当てません。」神様はハンナの切なる祈りに答えて下さいました。年が改まって、ハンナは身ごもって男の子を産みました。そして「私がこの子を主にお願いしたのだから」と言って、サムエルと名前を付けました。サムエルとは、「神が聞かれる」と言った意味です。ハンナの熱心な祈りによって生まれたがサムエルです。ハンナはサムエルが乳離れするまで自分のもとで育て、乳離れすると、約束どおり主の宮の祭司エリのもとに連れて行きました。

 少年サムエルは成長し、祭司エリのもとで仕えていました。この頃は、神のことばや幻もほとんど示されない霊的に極めて深刻な状態でした。少年サムエルは、シロの町にあった主の神殿で生活していたのですが、エリが老齢のために弱ってきていたので、彼の代わりに燭台が置いてあるところで夜番をしていました。(4~5)ある夜、夜明け前と思われますが、主がサムエルを呼ばれました。するとサムエルは「はい。ここにおります。」と言って、それが主のことばであることを悟らず、祭司エリが呼んだものと思い、エリのところに急いで走って行きました。「はい。ここにおります。お呼びになりましたので」と言うと、エリは「呼んでいない。帰って、寝なさい」とサムエルを帰しました。三度同じことが繰り返されたので、エリはそれが主のことばであると悟り、今度呼ばれたら、「主よ、お話しください。しもべは聞いております。」と申し上げるように伝えました。このように、サムエルは主のことばを聞くことを学んでいきました。

(10)主は再び「サムエル。サムエル。」と呼びました。これで4回目です。サムエルは、エリから教えられたように「お話しください。しもべは聞いております。」と申し上げました。サムエルに伝えられたのはエリの家に神から厳しいさばきが下るという重い内容でした。彼の息子たちが罪を犯しているのを知りながらやめさせようとしなかったためです。これまで、主のことばがまだ示されていなかったサムエルにとって、突然の主の語りかけは衝撃だったでしょう。しかも師であるエリへの裁きでした。サムエルはこのことをエリに語るのを恐れました。しかし、エリが隠さずすべて話すように命じたので、サムエルは神様のさばきのことばを何も隠さずにエリに伝えました。すると、エリは(18)「その方は主だ。主が御目にかなうことをなさるように。」と、主のことばを素直に受け止めました。その後も、主がサムエルと共におられ、彼が語ることばは地に落ちることなく実現していきました。彼は成長して預言者として立てられていきます。エリが高齢となり、また息子たちの罪のゆえに祭司としての務めを果たすことが難しくなっていたこの時、主は若いサムエルを召されました。私たち一人ひとりも救われた者として召命を受けています。今でも主はご自身の働きのために働き人を必要としています。主は私たちを用いようとされています。主が呼ばれる御声にお応えしていきましょう。
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