雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

入院5日目(1)

2006年10月31日 | 入院生活
さて、私の入院もはや5日目になりました。
朝の検温では36.8度。「う~ん、微妙な数字だねえ。なかなか
すっきり下がらないねえ」と看護師さん。

この病棟は、内科と神経内科と整形外科の患者さんが
混じって入っているので、お医者さんの
数もそれだけ多いのですが、今日から3連休ですし、
看護師さんの数もなんとなく少ない感じです。
また、ここは見舞い客も平日のほうが多いのか、
土曜日の病棟は普段より静まりかえっていました。

かなり体が楽になった私、この病室ではいちばん
身体が自由に動く人間ということもあって、病室の電気を
つけたり消したり、カーテンを引いたりあけたり、
パジャマのボタンをかけたり、お見舞いにもらった
果物を食べやすい大きさにちぎったり、と
同室のおばさまたちのためにちょっとした用事を
こなせるようになり、その分仲良くなって
いろいろなおしゃべりをするようになりました。

特に隣のベッドのおばさまとは話がはずみ、双方起きて
いるときには、ベッドを仕切るカーテンをあけて
おしゃべりしたり、私がとなりのベッドへ出張して
お孫さんの写真を見せてもらったり、一緒にお茶を飲んだり
していました。

ちょうどそうして盛り上がっているところへ、昼前の
検温に来た男性の看護師さん。
私は慌てて自分のベッドに帰ります。
「ああ、そっちの人か。誰としゃべっとるんやろと思たよ。
 娘とはちゃうし・・・」
「娘にしてはとうが立ちすぎ、と思ったでしょ」
「いや、そんなこと、思ってるけど僕の口からは言われへん」
「思てるんやんか!」
こういうところでも笑いで盛り上がるのは関西人の
性でしょうか。
でも、お隣のおばさまは血圧が上がり、私は熱が
上がってしまいました。

午後からは連休明けの退院に備えようと思い、意識的に
歩いたり起きたりする時間を増やします。
病棟の端の食堂まで歩いていって、そこにある本を
借りてきて、ベッドの上に起き上がって読みます。
どういう関係なのか、自閉症児のお母さんが書かれた本が
あったりして、興味深く読めました。
お茶を取りにいったり、本を交換に行ったり、食堂まで
4往復くらいしたでしょうか。

だんだん両足に痛みを感じるようになりました。
最後の往復のころには、両足の筋肉が上から下まで
けいれんし、思わずうめき声がでるほどの筋肉痛を感じます。
おまけに、夕方には首の後ろから背中にかけて
ひどい凝りのため、頭を起こしていることが辛くなってきました
どうやら、まだ首の筋肉の麻痺が治っていないところへ
起き上がった姿勢を長時間続けたので、変な筋肉の使い方を
してしまったようです。

痛む脚を引きずるようにしてよろよろと病室にたどり着くと、
私はベッドの上に倒れこみました。
横になって、痛みと辛さに耐えながらなおもけいれんの続く脚を
さすり続けているところへ、今日の夜勤の看護師さんが
夕方の検温にやってきました。