雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

新型インフル襲来!(その4)

2009年10月31日 | 驕らず焦らず諦めず
息子がインフルを発症してから2日目の夜が明けました。
今朝の息子はまだ体温こそ38度代ですが
目の充血もとれ、表情にもいつものような活気が戻り、
食欲も出てきたようです。枕元にワンセグの小さなテレビをつけて
番組を見てケラケラ笑ったりしています。

昼過ぎには体温もほぼ平熱に戻って、布団を抜け出して
PCでネットを見る元気も出てきました。
どうやらもう大丈夫そうです。

登校開始の基準は解熱してから2日以上、ということだから
月曜日は無理でも、祝日明けの水曜日には登校し、
木曜の合唱コンクールにも無事参加できることでしょう。

いやー、タミフルってよく効くんですね。
誰も彼もがこんなに軽く済むのなら、いつ接種できるか
あてにならないワクチンなんか待たずに、今のうちにさっさと
かかっておいたほうが後々の心配がなくて
手っ取り早いのになあ、なんて考えたり。

でも、何の持病もない人があっという間になくなっている例も
多いので、軽く見てはいけないのでしょうね。
私も用心のために1日何度もうがいと手洗いをしながら
家の中でもずっとマスクをしていますが、
とりあえず今のところなんの症状もなく、大丈夫そうです。

なんとかワクチン接種で免疫ができるまで、これでもたせられると
良いんですが。

新型インフル襲来!(その3)

2009年10月31日 | CIDP
さて、待合室で待っていると、その次の子もまた次の子も
全員がインフル検査。処方されるお薬はみんなタミフル。
「なんかすごいことになってるなあ」と思っていると
名前を呼ばれ、診察室へ。

「お母さん、ばっちりA型やったわ。このタイミングのA型は
 やっぱり新型やろねえ」

ここの先生は障碍のある子にはどんな形状の薬なら
のめるかも考えて処方してくれます。
息のコントロールが難しいので吸入薬は難しく
カプセルや錠剤は飲み込めない息子ですが、粉薬は
少しくらい苦くても大丈夫。

相談した結果、通常10代の子に処方されるリレンザは
息子には難しいだろうということで、小さい子向けのタミフルの
ドライシロップを体重相応量処方してもらうことに。

「おかあさん、知ってはると思うけど、タミフルは10代の子に
 使うと危険な行動に出る可能性があるって言われてるんでねえ、
 少なくとも2日間は絶対に目を離さないようにしてね」

そんな注意を受けて、家に帰って、熱が下がっているため
少し食欲の出てきた息子とお昼を食べて
息子は眠り、それを横目に見ながら私は仕事をすることに。

3時過ぎになり、再度息子の体温を計ると、
今度は39度を越えていました。
さすがに顔は真っ赤で、目も充血し、見るからに
しんどそうな息子。
額のジェルシートを取り替えて、お茶を飲ませて、
それから私は主治医に連絡をとるため、病院へ電話をかけました。

実は私の持病であるCIDPは、新型インフルにかかると重症化する
危険が高い基礎疾患ということで、糖尿病や喘息と並び
「最優先で新型ワクチンを接種できる対象疾患」に
指定されているのです。

つーことは、私も今うつるとかなり危ないのだろうか?
何より、普通のお医者さんはよく知らない難病なので
他の病気と重なったとき、まず主治医の指示をもらっとかないと
いけないのです。

ところが。患者に対しては気さくでお茶目な主治医も、
実はその病院ではかなりのエライサン。
電話しても「会議中」だとか「回診中」だとかで
なっかなかつかまらないのです。
で、例えつかまる時間帯であっても
取次ぎの人に、「何の御用ですか」
「ご用件をもっと詳しくお聞かせください」
「お電話をしてもいい、と先生に許可をとっていらっしゃいますか」
と根堀り葉掘り突っ込まれ、
なかなか直接お話しさせてもらえないんですね、これが。

「なにかあったらいつでも連絡してください」と
診察のたびにかるーく言ってくれる主治医ですが、
実は影では「白い巨塔」の財前教授みたいに
「キミ~い、こんなくだらないことで私の手を煩わせて
 いいとおもっとるのかね!」
なーんてやってるんじゃないのか、と勘ぐりたくなるくらい。

ともあれ、すったもんだでやっとのこと主治医と話ができ、
今の薬の量なら、即命が危険ということにはならないだろうから
インフルが発症したら近くのお医者さんでタミフルを
処方してもらえばいい、ということでほっと一安心したのでした。

息子の熱は高いですが、とりあえずそれ以外に特に変わったことは
ない様子。
この夜もまた、私はマスクをして、息子を抱くようにして
眠ったのでした。

新型インフル襲来!(その2)

2009年10月30日 | 驕らず焦らず諦めず
さて、一夜明けて。
息子の体温は37.6度まで下がっていました。
う~ん、これはインフルなのか?
インフルじゃなかったら、小児科で逆にインフルを
もらってくることになりかねないしなあ…

迷いながらもとりあえず障担K先生に欠席の連絡を入れると、
「いや、お母さん、中学生は元気なせいか、37度台ぐらいでも
 インフルだった例がよくあるみたいですよ。
 出席停止になるか欠席になるかの違いもあるので
 念のため病院には行っておいてください」
とアドバイスされ、かかりつけの小児科を予約することに。

息子のかかりつけ医は診察券を持っていればネット予約が
できるところなのでとっても便利。
さっそくアクセスしてみると、まだ予約受付開始から
10分ほどしかたっていないのに、すでに33人待ち…

噂には聞いていましたが、小児科はすごいことになっているようです。
ネットで順番待ちの状況をチェックしながら
出かけていき、診察室に入れたときには既に12時を回っていました。

ここでは息子の障碍のことはよくわかってくれているので
私も息子も安心して診察を受けることができます。
やはり喉が腫れていて、今の熱は大したことがないけれど
経過から考えてインフルの可能性大、と。

「検査、できるかなあ?押さえつけたら怖がるかな」
「説明して、本人が納得すれば大丈夫だと思います」

「あのね、今からお鼻に綿棒をいれて、くちゅくちゅってするよ。
 お鼻の中に悪いばい菌がいるかどうか検査してもらうの。
 痛いけど、すぐ終わるから、頑張れるかな?」
私が説明すると、息子は神妙な顔でうなずきます。
「じゃあ、お顔が動いちゃうと危ないから、ちょっと頭
 触らせてね」
と看護婦さんが声をかけて頭をホールドし、
もう1人の看護婦さんが
「お腹も動かないように押さえるからね」と
体幹をホールドして、

息子が「ふぎゃっ」と声をあげた一瞬で
検査終了。
「説明したらちゃんと我慢できるんだ。さすがお兄ちゃんだねえ」
とドクターがすかさず褒めてくれると、息子はうなずいて
「もう外へ出ていいですか?」

「うんいいよ。あとはお母さんだけ待合室で結果を待ってて」
と言われると、
「ありがとうございました!」とぺこりと頭を下げて、
すたこらと医院の外へ逃げていきました。
小児科でも歯科医院でも、診察室そのものより待合室の方が
ずっと苦手な彼は、後は建物の外で待っているつもりなのです。

昔は右を向いて左を向いたらもういなくなっている子なので
常に手首を握り締めていたり、フードのついた服を着せて
そのフードの先を握り締めていたり(手だと振り払われるので)
苦労したものですが、

今はさっと出て行く息子を安心して見送っていられる、
あまり頻繁にご縁があっても困るけれど、
ここに来るたびに息子の成長は確実に目に見えるなあ、と
思ったのでした。

新型インフル襲来!

2009年10月29日 | 楽しい学校生活
前回のエントリから随分日が経ってしまいました。
なんだかいつまでもほんわかと温かな今年の秋の空気のように
穏やかな日々を送っていた息子ですが、

ここへきてご他聞にもれず、息子の中学にも新型インフルの波が
やってきました。
まず10月26日には1年生の欠席者だけで1学級分を超える人数になり、
1年生が学年閉鎖、2年生3クラスのうちの1クラスが
学級閉鎖になりました。

次いで今日29日には2年生の残りの2クラスも学級閉鎖に。
来週の月曜まではなんと3年生だけが登校、という
寂しい学校になってしまいました。

31日には文化祭があり、吹奏楽部のミニ演奏会やクラス対抗の
合唱コンクールがあるはずだったのですが、これも11月5日に
延期です。

まあ、狭い教室に生徒がひしめき合い、合唱の練習だの
放課後の部活動だの、塾通いだのしていれば
うつるな、というほうが無理かもしれないのですが

うちの市にある8つの中学はどこもみんな学校閉鎖か
開店休業状態に追い込まれてしまっているようです。

…と思っていたら、今日も元気に学校へ行き、帰ってきた息子の
様子がなんとなく変。
おでこを触るとびっくりするほど熱いので、あわてて体温を計ると
38.3度。あっちゃ~。ついに我が家にも新型ウイルスが
やってきたみたいです。

今からお医者に行ってもまだインフルの検査はできないだろうし、
ということで、とりあえず明日の朝まで様子をみることにしました。
息子は熱でぐったりして、食欲もない様子。
急変があるといけないので、私はマスク着用で息子にくっついて
眠ることに。

子どもが病気になるって、いくつになっても不安なものですね。