雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

文化祭

2011年10月15日 | 楽しい学校生活
息子の通う特別支援学校では、毎秋に行う文化祭を「創作祭」と
呼んでいます。

歌やダンス、劇などのステージ発表のほか、授業で作った
作品の展示や、生徒の手作り品の販売、PTAの不用品バザーなど
小規模ゆえ、普段は静かな学校が、この日ばかりは
普段は本校にいない分教室の子どもたちや
保護者や兄弟や、卒業生や、今後この学校に来ることになりそうな
子どもとその保護者や、出身校の先生たちなど、
人であふれかえって、それはそれはにぎやか。
まさに年に1度の「お祭り」です。

本校生のステージ発表は午前中。
出勤日で見にいけない夫のために、ビデオカメラと三脚も
持参で、朝一番に駆けつけましたが、
会場は既に結構埋まっていて、三脚もたくさん。
わが子の頑張る姿をカメラに収めたいのは、みんな
同じなのですね。

今年のステージは、高等部1年、高等部2年、小中学部、
高等部3年の順番でした。
息子のいる高等部2年は、ほぼ毎日通学できているのが
息子を含めて男子5人だけ、そのうち台詞が言えるのが
4人、という小集団なので、息子たちは20分の持ち時間中、
ほぼ出ずっぱり。

YくんとNくんの少林寺拳法の披露、Kくんの剛速球披露など、
それぞれの得意技を生かした、楽しいステージになっていました。
なつかしのピンク・レディーの曲に合わせたダンスや和太鼓も
猛練習の成果か、なかなかのもの。

「マイクを通したアナウンス」と「英語の歌」が得意な息子は
台詞を言うたびにスタンドマイクのところまで走っていって
台詞を言ってはまた走って帰る、というアクションで
お客さんの笑いを誘っていましたが、

なんと最後の最後に、ハンドマイクを握り、ステージ上で
スポットライトを浴びて、サイドステップを踏みつつ
ABBAの「ダンシング・クィーン」を英語で熱唱。

たくさんのお客さんの前でも、臆する様子もなく、終始ノリノリで
フルコーラス歌い上げて、クラスメートと合流して、終了。

確かに、今年は「英語の歌を歌う」とは聞いていたんですが
まさかソロとは思いませんでしたよ~。
だって、息子は、歌うのは好きだけど、人前で大きな声で
歌うことは去年までほとんどなく、昨年末の誕生会で高等部の
みんなの前で歌を歌った、と聞いて、びっくりしたくらいなのに、

一足飛びに、創作祭のステージで、やりますか、普通。
1人会場で冷や汗びっしょりになった私をよそに
息子は大満足のていで引き上げてきて、
「上手に歌えたよ~」と自信満々でした。

「ステージで、1人で歌えるなんて、すごいね~」
「さすがに、発音が違うわね~」
知り合いのお母さんがたから口々に褒めていただいて
嬉しいやら恥ずかしいやら・・・

だけど、これでもう、
「うちの子は内気で、恥ずかしがり屋で…」って
いえないじゃないのっっ!!