雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

酷暑の夏

2010年09月10日 | ちいさな幸せ
今年の夏はとびきり暑かった
…なんて今更私が言うまでもないことですが…。

もともと暑いのは得意でなかったのが、CIDPを
発症して以来、夏の暑さが従来の倍もこたえるように
なってしまった私。

それが、今年の暑さとなると、もう、朝からほとんど
身動きが取れない、という状態になってしまいました。
朝起きて、なんとか朝食は食べるのですが、そこで力尽き、
正午過ぎに息子に起こされるまでこんこんと眠って、
昼ごはんを作る。

昼ごはんのあとはまた倒れこんで夕方6時すぎにようやく
起き上がって、アイスパックを首筋にぐるぐる巻きにして
なんとか夕食を作り、
お風呂に入ったあとはまた倒れこんで眠る…

最近CMでやっている、
「朝はつら~い、昼は眠い、夜は重いの、私だけ~?」状態。

いやはや、生産性の低いことったら。
この悲惨な毎日の過ごし方を
かかりつけの精神科のドクターに相談しても

「あなたの体はストレスに極端に弱い状態だからね。
 暑いっていうのも立派なストレスだから。
 何にもできないのはしかたがないよ」
と笑顔であっさり言われるだけ。

まあ、確かに、体は動かないのに眠れないというときに
安定剤を飲んだらすっと寝付けた、ということは
この夏何度もあったので、これもうつの症状の一種なのかも。

でも、母親がこの体たらくで、息子は大丈夫なのかと言えば…

学校からももらってきた夏休みの宿題プリントを国・数
毎日一枚ずつ確実に仕上げ、
ヘルパーさんと市民プールで元気に遊び、
家では私の横へそーっと寄ってきて添い寝してみたかと思うと
絵本を読んだり、CDやネット動画に合わせて「一人カラオケ」で
盛り上がったり、テレビを見たり、
朝ごはんは自分で勝手にパンを選んで食べ、
昼ごはんや夕食は「おいしいねえ」とニコニコパクパク食べ、
一日数回は
「ぼくね~、おかあさんのことが好きだよ~」
「おかあさんが元気がなくても好きだよ~」
と囁いてくれる…。


まあ、手のかからないこと。
毎年少しずつ「付き合いやすい人」になってきている感じですが
こんなに(暑さと自分の体調の悪さ以外で)つらくない夏休みは
初めてだったかも。

いろんな人に愛され、かわいがられ、助けられ
小学校や中学校で
「こんなことまで」というほど小さなことまで
丁寧にゆっくりゆっくり本人の気持ちを尊重しながら
こつこつと積み上げるように教えてもらったことが

義務教育が終わった今になって、どんどん花開いて、
育ち始めた感じがします。