雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

入院4日目(2)

2006年10月25日 | 入院生活
免疫グロブリンの瓶と、ブドウ糖のパックを手にした看護師さんが
「今日で点滴終わりですねえ」とにっこり。
私もご機嫌で「はい!」と元気に返事をして、5日目の点滴が始まりました。

これまで4日間は、1時間に100mlという量を、看護師さんの目分量で
調節していたのですが、今日はなぜか輸液ポンプ(点滴の量をポンプで
調節する)がつけられていました。
免疫グロブリンというのは、かなりどろっとした粘性のある液体で、
それを薄めるためかブドウ糖溶液と一緒に点滴しているのですが、
あまりに粘度が違うためか、ブドウ糖のほうが逆流してしまったり、
グロブリンの点滴が止まってしまったりするのです。
これまでは自分でその様子を観察して、おかしければナースコールを
押して看護師さんに来てもらっていたのですが、
輸液ポンプではそうした異常があると、警報音がなる仕組みになっています。
それで、私もちょっと気が楽になり、昨日寝不足だった分、少し
眠ったりしていました。

ところが、この点滴、思っていたよりくせものだったのか、
しょっちゅうピーピーピーピー警報がなります。
そのたびに看護師さんが覗きにきて、点滴を調節していかなければ
なりません。
通りかかっては点滴をチェックしていく看護師さんと
「あ~ほんま、今日はとくべつよくトラブるなあ」などと言って
笑い合っているうちに、もう昼食が運ばれてきました。

昼食が済んでしばらくすると、外来の終わった主治医が
診察にきてくれました。と、それにタイミングを合わせたように
またポンプの警報がピーピー鳴り出します。
ドクターは
「あれ?これなんだ?どうやったら止まるんだ?」と
言いながら、ポンプをいじくってみるのですが、警報はとまりません。
するとドクター、おもむろに院内携帯電話を取り出し、どこかへ
電話をかけはじめます。
「あ、※※さん?Fだけど、今病棟へ来てるんだけど、
 ○○さんの点滴が大変だ!」
(おいおい(~_~;))

もちろん、ベテラン看護師さんがすっ飛んできました。
「ごめんよ~。僕、これの止めかた知らなくってさあ。
 使ったことないから。※※さんに助けてもらおうと思って。
 ああ、かっこ悪いなあ、患者さんの前で」
と頭をかくドクター。もうどこまでお茶目なんだか。