おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

初夏のBistrattoria

2013年06月18日 | イタリアン
お出かけや外食がまたまた続いてましたが
ちゃんと料理を作らないと勘が鈍るので
母と姉を招いてディナーを調えました。
といっても前日にその予定が決まったので
お買い物をしながら考えた即興料理。
フレンチとイタリアンの要素をミックスしているので
いつものごとくBistrattoria Mie開店です^^



アンティパストミスト

仏風に言うならばアミューズとオードブル、かな。





プティトマトとボタン海老のカクテル

プティトマトはトスカーナレッドという品種。
御用達の食彩村で何と一袋100円也。
全量の半分を湯剥きして
レモンと塩とバジルでマリネし、
サンヨネさんでひとザル300円だったボタン海老も
塩とオイルでマリネしておきます。
トスカーナレッドの半分は湯剥きしてFPにかけ
ストレーナーで漉してしばらく置き
泡とジュースに分離するのを待ちます。
泡は掬いとってジュースの部分だけ残し
塩で味を整えてゆるいジュレに。
グラスにトマト・ジュレ・ボタン海老を交互に入れ
飾りのバジルをトッピングして出来上がり。
ポイントはトマトのマリネで使ったバジルは除くこと
バジルが入りすぎると野暮ったくなるので
香りだけ移して仕上げます。
暑気払いにいい一品ですよ^^




ヤングコーンの皮付き蒸し焼きとボタン海老の頭素揚げ

旬のヤングコーンは大量売りでこれまた100円。
上の部分だけ切り取って
膨らんでいるところはそのままグリルで焼きます。
皮で保湿されるのでいい具合に蒸し焼きに。
少しだけ剥いてサービスすると雰囲気も出ますよね。
皮を剥いて茹でるより甘さが引き出されて美味しいです。

ボタン海老の頭は低温でじっくり素揚げし
塩してそのままスナック感覚で。
母は歯が悪いから、と嫌がってました^^;
姉と私はぼりぼり・ばりばり。





プティ・クロックマダム

パンにハムを挟んでチーズを載せて焼いたものが
パリのカフェの定番、クロックムッシュ。
それに目玉焼きを載せたのがクロックマダムです。
鶉の卵を見かけて目玉焼きが作りたくなり
これでクロスティーニを作ってみたら?
と、ふと思いついてできた一品です。
チーズは先日北海道で買った工房のゴーダ。
ベーコンは無添加のものを使ってます。
アミューズとして最適ですよ。





黄色ズッキーニのラムカップ

黄色ズッキーニとにらめっこして
こちらもふと思いついた一品。
横に切って中身をくり抜く肉詰めはあるけど
縦でカップはどうだろう?と思いまして^^
ラムのバラを包丁で叩いてミンチにし
玉葱、大蒜、クミン、オールスパイス、
カイエンヌペッパー、塩で調味。
くり抜いたズッキーニに入れて
オーブンで焼成すれば出来上がり。
トッピングにはタイムの小枝塩をあしらって。
エキゾチックな味わいでなかなかです。





イトヨリのフリットと蕎麦米リゾット

なかなかいい型のイトヨリがあったので
アラからとったフォンでリゾットを作りたくなったのです。
もちろんフィレ部分も活用して。
水で戻した蕎麦米をフォンで硬めに火を入れまして
サヤから出した地物初物の枝豆を投入します。
イトヨリは塩してしばらくして水分をぬぐい、
セモリナ粉をしっかりつけてオイルで揚げ焼き。
リゾットの上に載せて茗荷をあしらってできあがり。
香味野菜は茗荷しか考えられませんでした。
母と姉にも大変な好評を得て何より^^





鶏胸肉のタリアータ・胡瓜とケイパーのソース

牛や豚の気分ではないし
鶏も腿の気分ではなかったので
胸肉に塩して常温でしばらく置き
スキレットでレアに焼き上げることにしました。
ここまではお買い物で決まったのですが
ソースがどうも決まらない。
バルサミコでもパルミジャーノの気分でもない。
そこで思いついたのがケイパー。
あとは即興で胡瓜をチョイス。
大蒜の香りを移したオイルの中に
ケイパーと胡瓜のさいの目切りを投入し
白ワインとバルサミコビアンコをまわし入れまして
塩こしょうで味を整えて鶏にあしらいます。
あ、胡瓜に火を通すと水っぽくなるので
中心部だけは取り除いておきました。
酸味とケイパーの香味が相まって
これが爽やかで美味しかったんです。

料理を出しながら食べながら作りながらなので
ほろ酔いになってくると
意外なアイデアが浮かぶもんですね。
失敗する場合の方が多いですが(笑)。



とまあ、こんな内容でお喋りを楽しみ
食べて飲んで夜は更けていったのでした。
コース仕立てでお料理を調えると
頭をフル回転させられるから
ボケ防止になりますよ。
私もたまに酷使して脳みそにカツを入れてます^^;


Fin

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。